Louis Oosthuizen Wins British Open
South Africa’s Louis Oosthuizen sealed his maiden major title on Sunday, winning a seven-stroke victory over Lee Westwood at St. Andrews, the home of golf.
■チェック
!
・seal (勝利を)決める
・maiden 初の
・home 発祥の地
■対訳
「全英オープン、ルイ・ウェストヘーゼンが優勝」
南アフリカのルイ・ウェストヘーゼンが日曜日、ゴルフ発祥の地セントアンドリュースで、リー・ウエストウッドに7打差をつけて優勝し、メジャー初勝利を決めた。
■訳出のポイント
seal はもともと 「封印」 「捺印」 という名詞で、「~を封印する」「~を密閉する」 という動詞でもあります。
ここから、「~を確定する」 「~を決定する」 という意味にも使われ、今日の場合は 「(勝利を)決める」 ということです。
maiden は、「娘」 「乙女」 という名詞。
ここから 「乙女の」 → 「未婚の」 → 「処女の」 → 「初めての」という形容詞としてもしばしば使われます。
そこで、maiden major title で 「メジャー初タイトル」 →「メジャー初優勝」 ということです。
seven-stroke victory (over ~)は 「7打差の優勝」 →「(~に)7打差をつけての優勝」 という言い方。
seven-shot victory といっても同じです。
St. Andrews はスコットランドのファイフ Fife の町で、ゴルフ発祥の地として知られています。
ゴルフ四大メジャーのひとつで、その中でも最も歴史が古い全英オープンは、5年に1度、このセントアンドリュースにある Old Course で行われます。
そこで、win at St. Andrews は 「全英オープンで優勝する」 の意味になります。
先に 「ゴルフ発祥の地」 といいましたが、本文の末尾のthe home of golf がまさにこれに当たる言い方です。
home というと 「家」 「住居」 あるいは、もっと広義に 「我が家」「ふるさと」 「故国」、あるいは 「本部」 「本拠地」 などの意味の基本名詞ですが、ものや文化などの 「発祥の地」 「本場」 という意味にもなるので、注意しておきましょう。
New Orleans is the home of Jazz. 「ニューオーリンズはジャズ発祥の地だ」という具合に使います。
南アフリカ出身で27歳のウェストヘーゼンは、大会前の世界ランキングは54位で、過去3度の全英オープンはすべて予選落ち。
今年3月に欧州ツアーの初勝利をあげたばかりでした。
その世界的にはほとんど無名の選手が、「聖地」での全英オープンでメジャー初勝利を達成したというニュースです。
■編集後記
全英オープン、感動的でしたね。
全く無名の若者が2日目から首位を守り抜きしかも2位以下に大差をつけての快勝。
すごい才能が突然現れるのがゴルフの世界。
南アの選手といえばゲーリープレーヤー、エルス、グーセンなどメジャーホルダーが少なからずいます。
南アはアフリカ最南端ですが、イギリス領だったのでイギリスからの移住者が多く、ゴルフが盛んです。
29位タイという成績に終わった石川もいつかは2位に大差をつけてメジャーに勝ってほしいです。
(裏)赤坂界隈、朝、いつもより通勤の人が少なめ。
夏休みとってるのかな?