Audrey Hepburn Stamps Sold for 430,000 Euros
A rare sheet of 10 stamps showing an image of the late actress Audrey Hepburn fetched 430,000 Euros at a charity auction in Berlin on Saturday, proving her magic is still very much alive.
■チェック
!
・rare 珍しい
・fetch ~で売れる
・prove ~だと証明する
■対訳
「オードリー・ヘプバーンの切手、43万ユーロで落札」
女優の故オードリー・ヘプバーンのイメージを使ったレアな10枚つづりの切手シートが、土曜日にベルリンで慈善オークションにかけられ、43万ユーロ(約4850万円)で落札された。
ヘプバーンの魅力が現在も全く損なわれていない証である。
■訳出のポイント
rare は 「めったにない」 「珍しい」 「稀有な」 という形容詞。
最近では、コレクターのアイテムなので、非常に珍しいもののことを「レアもの」 などというようになっていますね。
そこで、今日の本文でも 「レアな切手」 としています。
fetch はオークション関連のニュースでしばしば登場する動詞で、後ろに値段を示す数字・単語を伴って、「~で売れる」 の意味です。
通常 fetch ~ at an auction という形で 「~で落札される」ということです。
late は 「遅い」 という形容詞としてよく知られていますが、今日のように名前の前につくと 「故~」 になるので、再確認しておきましょう。
alive は 「生きている」 という形容詞で、ここから 「生き生きしている」とか 「有効である」 などの意味にも使われます。
そこで、her magic is still very much alive は 「彼女の魅力は今もしっかり有効である」 → 「彼女の魅力は現在も全く損なわれていない」ということです。
今回競売にかけられた切手は、ドイツ郵政省が2001年に印刷したもの。
当時1400万枚刷られましたが、後にヘプバーンの息子が 「写真は修正されていて母のイメージを損ねるもの」 として写真使用許可を取り消し、切手の破棄を求めたそうです。
このとき破棄されずに残された切手シートは世界で3枚だけで、ドイツ財務省とドイツ郵便博物館が1枚ずつ保存しています。
そして、今回競売にかけられたのは、息子が写真使用許可申請のために受け取っていたという3枚目。
売上金は国連児童基金(UNICEF) とオードリー・ヘプバーン子ども基金に寄付されるということです。
■編集後記
切手コレクションの世界には全く無知です。
ところでかつて最高額で落札された切手を調べてみると、6億8000万円という数字を見つけました。
http://media.yucasee.jp/posts/index/3454
これが実際いくらで落札されたのかは開示されてません。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tre_Skilling_Yellow
なんともすごい世界があるものです。
上記URLに出てくる世界一の切手コレクター、フィリップ・フェラーリ氏についてはこちら。
http://en.wikipedia.org/wiki/Philipp_von_Ferrary
公爵の息子として生まれ、職業、stamp collector だそうです。
(裏)夜起きてリビングにいくと寒いです。
秋。
秋といえば温泉。温泉にいくか!