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毎日1分!英字新聞 石田

日本・ベトナム、レアアースと原子力発電で協力

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Japan and Vietnam Tie up on Rare Earth Materials and Nuclear Power

Tokyo and Hanoi agreed Sunday to cooperate in developing rare earth materials and building nuclear power plants in Vietnam.

■チェック

・tie up  協力する
・rare earth (materials)  レアアース、希土類(材料)
・nuclear power plant  原子力発電所

■対訳

「日本・ベトナム、レアアースと原子力発電で協力」

日本とベトナムは日曜日、ベトナムにおけるレアアース開発と原子力発電所建設で協力することに合意した。

■訳出のポイント

動詞の tie は 「結ぶ」 「結合する」 の意。

日本語でも 「タイアップする」 などといいますが、tie up で 「提携する」「協力する」 という句動詞になります。

cooperate はこの tie up を言い換えたもので、「協力する」 「共同する」という動詞。

cooperate in ~ で 「~において協力する」 → 「協力して~する」という言い方になります。

英字新聞ではしばしば登場していますが、首都名はその国あるいはその国の政府を指して用いられることが多々あります。

そこで、今日の場合も、Tokyo と Hanoi はそれぞれ 「日本(政府)」「ベトナム(政府)」 を意味しています。

rare earth 「レアアース」 は、「希土類」 ともいわれ、レアメタル(希少金属)の一種で、ネオジムやランタンなど計17種類の元素の総称。

他の金属素材の性質を変える特性を持っており、混ぜ合わせることで金属素材の強度や磁力が増すことから、ハイテク機器製造には欠かせない材料となっています。

rare 「珍しい」 という形容詞がついているように、レアアースは世界的にも希少な資源で、世界市場規模は年間数十万トンほどです。

そして、尖閣諸島騒動で話題になったように、現在レアアースの最大生産国は中国。

世界シェアの9割を占めています。

そんなわけで、中国産レアアース依存からの脱却を目指す日本にとって、今回のベトナムとのレアアース共同開発合意は願ってもいない朗報といえるでしょう。

■編集後記

ハイテク機器製造には欠かせない素材のひとつであるレアアースの世界シェアの9割を中国が占めているというのは、尖閣諸島問題が勃発してから初めて知りました。
改めて中国は豊かな資源があるのだなと思い知らされます。
外貨準備高も世界ナンバーワンであるし、GDP(国民総生産)は日本を抜いて米国に次いで2位です。
でも不思議なのが主要経済国の政策を各国間で調整して決めるG7に中国が参加してないことですね。
中国抜きで世界経済はすでに語ることができなくなっているのに。。
しかし、今日は久々の秋晴れでした。
この季節、晴れた時はかなり乾燥が気になります。

(裏)明日は文化の日でおやすみ。
しかも大安なので祝い事が多いだろうな。

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