Freed Suu Kyi Calls Supporters for Unity
Myanmar’s Aung San Suu Kyi on Sunday urged her supporters to unite for the realization of democracy in their military-ruled country in her first public speech after being freed from seven years of house arrest a day earlier.
■チェック
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・call for (= urge) 呼びかける
・unity 団結
・realization of democracy 民主化実現
・military-ruled country 軍事政権国家
・house arrest 自宅軟禁
■対訳
「解放後のスー・チー氏、支持者らへ団結の呼びかけ」
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏は、7年に渡る自宅軟禁解放から一夜明けた日曜日、解放後初の演説の中で、ミャンマー軍事政権で民主化を実現するべく、支持者らに団結を呼びかけた。
■訳出のポイント
タイトルのcall for および本文の urge はともに、人に~するように強く「呼びかける」 「促す」 「奨励する」 といったニュアンスで使われます。
call 人 for ~ 「人に~を呼びかける」 という形なので、タイトルの calls for supporters for unity で 「支持者らに団結を呼びかける」ということです。
また、本文の方は urged her supporters to unite と unity の動詞形unite を用いて、「(彼女の)支持者らに団結するように呼びかけた」となります。
rule は、日本語の 「ルール」 の語源で、「規則」 「規定」 という名詞でよく知られていますが、動詞だと 「統治する」 「支配する」 の意味になります。
そこで、military-ruled country は直訳すると 「軍隊に支配される国家」→ 「軍事政権国家」 ということです。
free は 「自由」 「解放する」 という動詞として登場しています。
そこで、文末の after being freed from seven years of house arrest a day earlierの部分は、「一日前に7年間の自宅軟禁から解放された後で」 →「7年間に渡る自宅軟禁解放から一夜明けて」ということになります。
約7年半ぶりに自宅軟禁から解放されたミャンマーの非暴力民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏。
軍事政権によると、今回の解放には政治的活動の制限など条件は全くつかない “全面的な自由” を認めるもの、といいます。
今後、政治活動を再開するスー・チー氏に対して、本当にその自由が認められるのか、国際世界は固唾を飲んで見守ることになるでしょう。
また、氏は1991年にノーベル平和賞を受賞しましたが、軍事政権による自宅軟禁下にあって授賞式には出席できませんでした。
そこで、解放のニュースを受けてノーベル賞委員会からは、できるだけ早くオスロを訪れて受賞演説を行ってほしいとの意向を表明しています。
これに関して、軍事政権がスー・チー氏の出国および帰国許可を保証するかどうかにも注目が集まりそうです。
■編集後記
自宅軟禁は文字通り、自宅に閉じ込め、外部とのやりとりを一切遮断することですが、インターネットも許されなかったようです。
解放後のインタビューで若者にメッセージを伝えるためにツイッターを始めたいと言ってましたから。
ミャンマーには政治犯が2000人以上いると言われ、政治犯が多い国は自宅軟禁という制度があるようです。
中国や韓国にもありますね。
日本は昔はあったのでしょうか。。
(裏)朝、東京の外気温6度でした。。
もう冬、ですね。。
マフラーがほしいです。