Set of Wallis Simpson’s Jewels Fetches £8M
Twenty pieces of jewels once owned by Wallis Simpson, the American divorcee for whom King Edward VIII abdicated the British throne, fetched almost 8 million pounds at an auction in London Tuesday.
■チェック
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・jewel 宝石
・divorcee 離婚した人
・abdicate a throne 王位を放棄する
■対訳
「ウォリス・シンプソン夫人の宝石類、値段は10億円」
離婚歴を持つ米国人女性で、英国王エドワード8世が王位を放棄してまで愛したウォリス・シンプソン夫人の宝石類20点が、火曜日にロンドンでオークションにかけられ、約800万ポンド(約10億5000万円)で落札された。
■訳出のポイント
fetch はオークションなどで 「~で売れる」 の意味で、~の部分には値段を表す数字などが入ります。
英字新聞では頻出動詞なので、再確認しておきましょう。
piece はもともと 「部分」 「断片」 という意味の仏語で、通常 a piece of ~で 「ひとつの~」 「1点の~」 という形で使われます。
ここでは、twenty pieces of jewels で 「20点の宝石類」となっています。
divorcee は divorce 「離婚」 から派生した語で 「離婚した人」 の意で、とくに女性について使われることが多い語です。
米国ではやや軽蔑的なニュアンスがあるので注意が必要な一方で、英国では普通に使われる言葉となっています。
American divorcee で 「離婚した米国人女性」 →「離婚歴のある米国人女性」 ということです。
この divorcee、今風にいえば 「バツイチ」 にあたる語だといえます。
(ただし1回に限らず、何度でも “離婚したことがある人” を指します)
abdicate はかなり特殊な動詞で、王位・権利・義務などを(正式に)「捨てる」 「放棄する」 の意。
とくに、王位・権力の座などから 「退く」 「退位する」 「辞任する」という意味で用いられます。
その場合、abdicate a throne で 「王位を退く」 「王位を譲る」という言い方になります。
ここでは、the American divorcee for whom King Edward VIII abdicated the British throne で、 「彼女のためにエドワード8世が英国王位を退いた離婚歴のある米国人女性」。
これを対訳では、「英国王エドワード8世が王位を放棄してまで愛した米国人女性」と意訳しています。
英国王エドワード8世は、離婚歴をもつ米国女性ウォリス・シンプソン夫人と結婚するために、1936年に王位を捨ててウィンザー公 Duke of Winsor となりました。
2人の関係は 「王冠をかけた恋」 として、よくも悪くも世界中を席巻しました。
今回競売にかけられたのは、2人がお互いに贈りあった宝石類20点で、その多くには2人のイニシャルや「誤った方向に進んだ自分たちに後悔はない」 などの言葉が刻まれているといいます。
中でも最も高額で落札されたのは、ダイヤモンドとオニックスを用いたカルティエのブレスレットで、その落札額は450万ポンド(約5億円)。
ブレスレットとしては史上最高の落札額だそうです。
■編集後記
今日は12月2日。
2004年の今日、ニンテンドーDSが国内で発売。
2004年ですから、もう6年も前の話なんですね。
もっと最近の話だと思っていましたが。。
そして、もうすぐ今年も終わり。
年末まで忙しい日が続きますが、頑張りましょう!!
(裏)今日は絶好のゴルフ日和。
しかし夜に向かって天気は下り坂の予報。。