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毎日1分!英字新聞 石田

福島原発、社員2人の遺体発見

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Two Workers’ Bodies Recovered at Fukushima Nuclear Plant

The remains of two workers killed by the tsunami which destroyed Japan’s Fukushima Daiichi nuclear plant more than three weeks ago have been discovered, while engineers are still struggling to stop highly radioactive water leaking into the ocean from a crack in the number two reactor.

■チェック

・remains (=body)  遺体
・highly radioactive water  高い放射線を帯びた水
・leak  漏れる
・crack  割れ目、亀裂、ひび

■対訳

「福島原発、社員2人の遺体発見」

3週間以上前に日本の福島第一原子力発電所を破壊した津波の犠牲となった社員2人の遺体が発見された。
その一方で、技術者たちは、2号機のひび割れから高い放射線を帯びた水が海に漏れ出すのを止めるのに、いまだ苦戦している。

■訳出のポイント

タイトル中の body は、「体」 「身体」 という意味でおなじみの名詞ですが、ここでは 「死体」 「遺体」 という意味で用いられています。

また、これは、本文では remains という語に置き換えられているので注意しましょう。

remain は 「とどまる」 「残る」 あるいは 「~の状態(のまま)である」という動詞としてよく登場する語ですが、今日の場合は名詞。

名詞 remain は通常、複数形の remains という形で、「残り」 「残りもの」の意味になります。

とくに “人が亡くなった後に残ったもの” という意味で 「遺体」 あるいは「遺体の一部」 という意味の正式な語としてしばしば使われるので、注意しておきましょう。

stop は 「止まる」 あるいは 「止める」 という意味の基本動詞。

ここでは stop A ~ ing 「A が~するのを止める」 という形で登場しています。

つまり、stop highly radioactive water leaking で「高い放射線を帯びた水が漏れるのを止める」 ということです。

struggle はもともと 「もがく」 「あがく」 という意味の動詞。

ここから、「闘う」 「取り組む」 「奮闘する」 といった意味で広く使われます。

“努力あるいは苦労がともなう” というニュアンスがある語として覚えておきましょう。

struggle to V で 「~しようと取り組む」「~しようと奮闘(苦闘・苦戦)する」 という言い方になります。

そこで、struggling to stop highly radioactive water leaking into the ocean の部分は「高い放射線を帯びた水が海に漏れ出すのを止めようと苦戦している」ということです。

今回遺体が発見されたのは、先月11日の大地震発生直後、福島第一原発内で安全点検を行い、その後行方不明となっていた東京電力の社員2人。

福島原発内で作業員の死亡が確認されたのは初めてのことです。

2人は地震発生を受け、安全点検のため4号機に向かったまま行方不明となっており、地震直後の津波に襲われ死亡していたとみられます。

その一方で、福島第一原発では、2号機で取水口付近のピット(立て坑)から放射性物質に汚染した水が海に流出するのを防ぐため、水を吸収する特殊な樹脂などの投入が試みられました。

しかし、水の流出量には変化はなく効果はみられなかったということで、今後さらなる方策の模索が必要となっている情況です。

■編集後記

亡くなられた2名の社員はともに20代です。
人生、これからという時に本当に残念でなりません。
死因は津波にさらわれて壁などに叩きつけられたそのショック死とのこと。
ご冥福をお祈りいたします。

しかし、これから日本経済はどうなっていくのでしょう。
なにか、2011年3月11日という大きな亀裂が日本の経済史に刻まれたような気がします。

国内に生産拠点があった製造業は拠点をどんどん海外に移転しています。
そうなるともう英語は”MUST”です。社内公用語化を持ち出すまでもなく、日本から海外へ拠点を移す企業が今度またどんどん増えるからです。

そういう意味でますます英語ができる人材を企業は求めることになります。

ユニクロの柳井社長はインタビューで、「日本人のほとんどは、これまで追い詰められてこなかったのです。今、何か日本の中だけでいろいろなものが完結すればいいという風潮が、若いビジネスマンの間にあるようですが、しかし、私は『アナタは、それでは生き残れませんよ。ビジネスマンを、廃業しますか?』と言いたいですね」と。

つまり、英語を学ぶか学ばないかという問題は、ビジネスマンとして生きるか死ぬかの問題なのです。
ということでぜひTOEICを受けてキャリアを最大限アップしましょう!
(裏)アークヒルズ裏の桜はせいぜい3分咲きといったところでしょうか。

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