Softbank’s President Son Gives \10 Billion to
Earthquake and Tsunami Victims
Masayoshi Son, president of Japanese telecom giant Softbank, will personally donate 10 billion yen ($118 million) to support victims of the March 11 earthquake and tsunami and to fund the recovery of the affected area, the company announced.
■チェック
!
・victim 被災者
・telecom giant 大手電話会社
・fund the recovery 復興のための資金を提供する
・affected area 被災地
■対訳
「ソフトバンクの孫社長、地震・津波の犠牲者に義援金100億円」
日本の大手電話会社ソフトバンクの孫正義社長が、3月11日に発生した地震・津波の被災者らを支援し、被災地の復興資金を提供するために、個人として100億円(1億1800万ドル)を寄付する、と同社が発表した。
■訳出のポイント
victim の語源は 「いけにえの動物」 を意味するラテン語 victima。
ここから、「犠牲者」 「被害者」 という意味で広く使われる名詞となっています。
今日の場合は、地震・津波といった 「災害の犠牲者」 → 「被災者」ということです。
「巨人」 という名詞 giant は、人だけでなく国家や企業などを指して「強国」 あるいは 「巨大企業」 「大手企業」 といった意味でもしばしば登場するので、注意しておきましょう。
ここでは Japanese telecom giant で 「日本の大手電話会社」 ということです。
文の後半ですが、donate 10 billion yen 「100億円を寄付する」 の後には、目的を表す節がふたつ続くという構造になっています。
ひとつ目は to support victims of the March 11 earthquake and tsunami で、ふたつ目は to fund the recovery of the affected area 。
すなわち、「3月11日の地震と津波の被災者らを支援するため」 および「被災地復興の資金を提供するため」 というふたつの目的で、100億円の寄付が行われるということです。
fund は 「資金」 という名詞として頻出の語ですが、動詞で 「~に資金を出す」「~の資金を提供(供給)する」 という意味にもなります。
また、affected area は直訳すると 「影響を受けた地域」英字新聞では、「(災害の)影響を受けた地域」 → 「被災地」 という意味でよく登場する表現です。
そこで、to fund the recovery of the affected area は「被災地の復興の資金を提供する」 となっています。
今日はソフトバンクグループの孫正義社長が、東日本大震災の被災者に100億円を寄付すると発表したという話題です。
孫氏はまた、2011年度から引退するまで毎年、同社代表としての報酬も全額寄付し続けるとしています。
孫氏の2010年3月期の報酬は1億800万円。
かねてから60歳代での引退を表明しており、現在後継者を探しているそうです。
3月11日の震災発生以来、多くの日本企業や経営者が支援を表明してきましたが、今回発表された孫氏の寄付は桁違いです。
米経済誌フォーブスによると、同氏は2011年3月現在で、資産81億ドル(約6800億円)で日本一、世界では113位の富豪だということ。
ちなみに、「ユニクロ」 を展開するファーストリテイリングの柳井正最高経営責任者(CEO)、ネット通販日本最大手、楽天の三木谷浩史会長兼社長はそれぞれ個人として10億円を寄付しています。
■編集後記
僕は2社、運営していますが、それぞれ20万円、30万円と合計50万円を日本赤十字に寄付しました。
それにしても孫さんとはケタ違いですが(汗)これからも継続的に寄付を続けていこうと思います。
今朝、自身の河口湖自然学校を、被災した子供たち100名に無償で開放している清水國明さんが、今回の震災は、もうケタ違いの被害であり、これは政治とか一部の機関ではなく、国民一人、一人、全員が支援しなくてはいけません、と語っていたのが印象的でした。
まだ他に自分ができることがないか考えてみます。
(裏)現在都心の桜は3分~4分咲きといったところか。週末が見頃かな。