Japan PM Tells Hamaoka Nuclear Plant to Suspend Operations
Japan’s Prime Minister Naoto Kan has requested Chubu Electric Power Company to halt all operations at its Hamaoka Nuclear Plant in Shizuoka Prefecture, central Japan, where experts believe the chance that a powerful earthquake will hit is very high.
■チェック
!
・suspend (= halt) 停止する
・operation 運転、操業
■対訳
「日本の首相、浜岡原発の運転停止を要請」
菅直人首相は中部電力に対して、日本中部の静岡県にある浜岡原子力発電所の全面運転中止を要請した。
専門家は、この地域で大規模地震が発生する可能性が非常に高いと考えている。
■訳出のポイント
suspend も halt も 「停止する」 「中断する」 という意の重要頻出動詞です。
ここでは、suspend operations で 「(原発の)運転を停止する」 となっています。
とくに本文では、 halt all operations at its Hamaoka Nuclear Plant で「浜岡原子力発電所における全ての運転を停止する」 →「浜岡原子力発電所の運転を全面停止する」 ということです。
文尾の where experts believe the chance that a powerful earthquake will hit is very high は、その直前の Hamaoka Nuclear Plant in Shizuoka Prefecture, central Japan 「日本中部の静岡県にある浜岡原子力発電所」 を説明するもの。
believe といえば 「信じる」 「信頼する」 という基本動詞ですね。
しかし、実際には、日本語の 「思う」 あるいは 「考える」 などに近いニュアンスで使われることが多いことにも注意しておきましょう。
そして、今日の場合は、experts believe ~ で「専門家(ら)は~と考えている」 という言い方になっています。
したがって、
where experts believe the chance that a powerful earthquake will hit is very high
の部分は「専門家は、そこ(=静岡県の浜岡原発のある地域)で大規模地震が起こる可能性が非常に高いと考えている」ということです。
対訳では、わかりやすい日本語訳にするために、この部分を独立させ、「専門家は、この地域で大規模地震が発生する可能性が非常に高いと考えている。」としています。
■編集後記
首相は緊急会見で、再三「30年以内にマグニチュード8~9程度の想定東海地震が発生する確率は87%」と語っていましたが、明日来る地震すら全く余地できないのに「30年以内」という長期スパンで「87%」といういやに具体的な数字に違和感を感じました。
むしろ「明日来るかもしれない」といわれたほうがすっきりします。
ところで浜岡原発の労働者、関連労働者(下請けなど含む)は数千人いると言われています。
こちらの起こりうる失業問題も深刻です。
やはり今は明日なにが起きるか分からない不安な時代です。
それまで依存していたシステムがいつ崩壊するか分かりません。
だからどんな事態が起きようが生き抜く力が求められています。
本メルマガをお読みの読者は英語力をつけようと考えている方が多いはずですが、それも生き抜く力をつけるためと思えばなんら苦はありません。
日本に住めなくなったら家族を連れていつでも海外に逃げることさえ選択のひとつとなります。
海外で事業展開している会社へ転職することも選択のひとつです。
外資系はもとより大手企業が続々とTOEICのスコアを採用もしくは昇進条件に設置しています。
この流れはさらに加速すると思います。
やはりライバルより先に英語を極めること、TOEICでハイスコアを出しておくことは今後のキャリアアップには絶対欠かせません。
(裏)週末ユッケを食べに行きましたが残念ながら提供停止でした。。