スイス、脱原発へ

Switzerland to Abandon Nuclear Power

The Swiss government decided to phase out its nuclear power, amid growing public hostility toward the industry in the wake of the disaster at Japan’s Fukushima nuclear power plant in March.

■チェック!

・abandon nuclear power 原発を廃止する
・phase out  段階的に廃止する
・public hostility 国民の反発
・in the wake of ~を受けて

■対訳

「スイス、脱原発へ」

3月に発生した日本の福島原発事故を受けて、原子力発電に対する国民の反発が高まる中、スイス政府は原発の段階的廃止を決定した。

■訳出のポイント

abandon は 「中止する」 「断念する」 という動詞。

「捨て去る」 「遺棄する」 「廃棄する」 といった意味でも使われます。

今日のタイトルでは abandon nuclear power で 「原子力(発電)を捨てる」→ 「原発を廃止する」 → 「脱原発する」 ということです。

phase は 「段階」 という意味の名詞としてよく知られる語ですが、ここでは動詞で登場しています。

動詞 phase は 「段階的に実行する」 「段階的に採用(導入)する」 の意。

そこで phase out は 「段階的になくす」 → 「段階的に停止(廃止・除去)する」「徐々に削減する」という意味の句動詞になります。

したがって phase out its nuclear power で 「原発を段階的に廃止する」ということです。

hostility は 「敵意」 「敵愾心(てきがいしん)」 「反感」 といった意味の名詞。

hostility toward ~ で 「~に対する敵意」 「~への反感(反発」 です。

そこで public hostility toward the industry は「その業界(=原子力業界=原子力発電)に対する国民の反発」。

また、その前には 「~の中で」「~の最中に」という amid と「増大する」「高まる」という意味の形容詞 growing がついていますね。

したがって、

amid growing public hostility toward the industry の部分は

「高まる原子力発電への国民の反発の中で」 →「原子力発電に対する国民の反発が高まる中で」 ということです。
wake は「目を覚ます」「目が覚める」という動詞として知られていますが、ここで使われているのは全く別の単語です。

名詞 wake の語源は、古ノルド語で “凍った海(川)に船によって作られた氷の穴”。

ここから、もともとは海事用語で 「航跡」 を意味します。

それが、より広義に物などが通った 「跡」 「道」 を指して使われるようになりました。

そこで in the wake of ~ で 「~(が通った)跡の中に」 →「~の結果として」 「~(の結果)を受けて」 という表現になっています。

日本の福島第1原発事故は世界の原子力発電業界に大きな波紋を投げかけています、

世界中で原子力の平和利用(=原子力発電)も是非が改めて問われる中、先月のドイツに次いでスイスが脱原発路線を打ち出しました。

スイスはフランスに次ぐ原発大国で、国内発電の約40%を原子力に頼っています。

そのスイスが、2019年から34年の間に運転許可期限を迎える既存の原子炉5基を段階的に廃止する閣議決定をしたというニュースです。

ただし、現実には、原子力に替わるエネルギー源の確保など、大きな困難が予想される決定でもあり、今後は国民投票を含め、さらなる議論が必要になるでしょう。
■編集後記

僕は暖かくなるとよく子供を連れて千葉へ釣りへ行きました。
内房の小さな港ですがそこで漁船を仕立てて4、5時間釣りをし、釣った魚は持ち帰って調理したものでした。
しかし、今年は出来ません。たしかに潮の流れは南から北へ向かいますが、魚の回遊ルートはよく分かってない部分が多いですのでとても怖くて釣りには行けません。
レジャーを奪われたことで、原発に対する怒りが再びこみ上げてきます。
(裏)都心は明日、1日雨の様子。。
ガッカリ。。

無料メルマガに是非ご登録ください。 毎日メールで毎日1分!英字新聞が届きます(スマホ対応)。
【無料メルマガに是非ご登録ください。】
毎日メールで毎日1分!英字新聞が届きます(スマホ対応)。
メルマガ購読・解除
 
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク