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毎日1分!英字新聞 石田

テニス全仏オープン、中国の李娜が女子シングルス優勝

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French Open: China’s Li Na Wins Women’s Singles

Li Na made history as not only the first Chinese but also the first Asian tennis player to win a Grand Slam singles title when she beat defending champion Francesca Shiavone in the French Open final on Saturday.

■チェック

・make history  歴史的な快挙を達成する
・beat  (相手を) 打ち負かす、破る
・defending champion  前回優勝者

■対訳

「テニス全仏オープン、中国の李娜が女子シングルス優勝」

李娜が土曜日全仏オープンの決勝戦で前年覇者のフランチェスカ・スキアボーネを破り、中国のみならずアジアで最初のテニス四大大会シングルス覇者として歴史的快挙を達成した。

■訳出のポイント

make history は文字通り 「歴史を作る」。

つまり、「歴史的な偉業を成し遂げる」 「歴史に残ることをする」という表現です。

grand slam 「グランドスラム」 はスポーツで 「全種目優勝」 などの意。

野球では 「満塁ホームラン」 を意味します。

テニスでは、Grand Slam はもともと世界四大大会(全豪オープン、全仏オープン、ウインブルドン、全米オープン)を1年のうちにすべて制覇することを指し、一般的には 「年間グランドスラム」と呼びますが、四大大会ぞれぞれのことも Grand Slam といいます。

今日の記事では、プロテニスの 「世界四大大会」 の意味で使われています。

したがって、to win a Grand Slam singles title で「四大大会のシングルスで優勝する」 ということです。

文の前半

Li Na made history as not only the first Chinese but also the
first Asian tennis player to win a Grand Slam singles title

を直訳すると・・・

「李娜は、世界四大大会のシングルスで優勝した最初の中国人のみならず最初のアジア人選手として、歴史的な快挙を達成した」。

これでは、わかりづらいので、対訳では「李娜は中国のみならずアジアで最初のテニス四大大会シングルス覇者として歴史的快挙を達成した」としています。

動詞 defend は 「守る」 「防衛する」。

そこで defending champion の直訳は 「防衛する優勝者」。

つまり、前回優勝したタイトルを “防衛する” 人の意味で、「前回優勝者」 「前回勝者」 ということになります。

中国の李娜がテニス全仏オープンの女子シングルスを制したニュースです。

100年以上の歴史を持つ四大大会で、はじめてアジア選手が世界の頂点に立ちました。

これで、6日に発表される最新世界ランクでは、日本のクルム伊達公子が持つアジア最上位の4位に並ぶことになります。

李娜選手は、中国人アスリートとしてはかなり型破りな選手です。

プロ転向3年目の02年の途中から、大学で勉強するという理由で約2年間完全にテニスから離れていましたが、真相は現在の夫である恋人と駆け落ちしていたのだという噂も・・・

左胸にはバラとハートの入れ墨があり、夫への愛情の印だと発言。

また、公然と母国を批判し、北京五輪後にはテニス協会と深い溝ができたともいわれます。

■編集後記

ゴルフよりも先にテニスでメジャータイトルを取られました。
でも最近海外で活躍する日本人スポーツ選手がどんどん増えてます。
女子フィギュアスケートの安藤美姫や村主章枝は素晴らしい英語を話します。
浅田真央もすごく上手くなってます。
サッカーも中田英寿をはじめ、現地の言葉を習得する選手が多い。
ゴルフでは石川遼も上手くなりました。ただその一方で必ず通訳をつけてインタビューを受ける選手を見る機会も多く、すこしガッカリします。

もっとスポーツ選手が子供の頃からしっかり英語力を身につけていればもっと多くの日本人が世界で活躍してたんだろうな、といまさらながら思います。
世界という舞台では公用語は英語です。

世界で活躍したいのはスポーツ選手だけではありません。
円高の今、日本企業もどんどん海外に目を向けています。
採用基準、昇進基準に英語力、具体的にはTOEICハイスコアを求めています。

語学の学習に王道はありません。
普段コツコツ地味な努力を続けなくてはなりません。
世界のフィールドで脚光を浴びるその陰で、コツコツとイタリア語を習った中田英寿は2年半でペラペラになったそうです。

僕らもがんばりましょう!
(裏)海開きが始まっていますが、とても海水浴に行く気にはなれません。

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