Chinese Teen Boy Sells Own Kidney for iPad 2
A 17-year-old high school boy in China was so desperate to get his hands on Apple’s latest gadget iPad 2 that he sold one of his kidneys for 22,000 yuan ($3,300), Shenzhen TV reported.
■チェック
!
・kidney 腎臓
・desperate (to do) ~したくてたまらない
・get one’s hands on 手に入れる、自分の物にする
・gadget 装置、道具、ガジェット
■対訳
「中国、10代少年が腎臓を売って iPad 2 」
中国で17歳の男子高校生が、アップルの最新ガジェット iPad 2 欲しさに、片方の腎臓を2万2000元(3300ドル=約27万円)で売っしまった、と深川テレビが伝えた。
■訳出のポイント
desperate は 「絶望的な」 「(回復などの)見込みがない」 という形容詞ですが、desperate for ~ で 「~が(絶望的に)ほしい」 →「~がほしくてたまらない」 という意味になります。
例えば・・
I am desperate for cash. 「現金がほしくてたまらない」 →「現金がどうしても必要だ」 となります。
また、後ろに動詞をもってきて、desperate to V だと「~したくてたまらない」 という表現です。
get one’s hands on ~ は直訳すると 「~に手を置く状態にする」→ 「~を入手する」 「~を自分のものにする」 という表現です。
そこで、desperate to get his hands on ~ で「~を手に入れたくてたまらない」。
さらに、今日の文では so ~ that ・・・ 「あまりに~なので・・・」という構文が組み合わされている点にも注意しましょう。
したがって
・・・was so desperate to get his hands on Apple’s latest gadget
iPad 2 that he sold one of his kidneys・・・
の部分は
「アップルの最新ガジェット iPad があまりにも欲しかったので腎臓の片方を売った」→「アップルの最新ガジェット iPad 欲しさに、片方の腎臓を売ってしまった」 ということ。
ちなみに最近では日本語でも「ガジェット」といいますが、 gadget はちょっとした便利な、あるいは気のきいた 「器具」 「道具」 「装置」「機械」 を指す語です。
中国の男子高校生(17歳)が、米アップル社のタブレット型多機能端末「iPad(アイパッド)2」買いたさに、自分の腎臓を臓器ブローカーに売っていたというニュース・・・
この少年は、5000元(約6万円)前後する iPad 2 を買うお金がないため悩んでいたところ、ネットをサーフィンしていて臓器売買ブローカーの広告を見つけて、連絡を取りました。
そして、交渉成立後し、病院で片方の摘出手術を受けるに至ります。
術後は3日間の入院で退院し、その際、見返りに2万2000元を受け取りました。
念願の iPad 2 と iPhone を購入して帰宅した少年は、不審に思った母親に問い詰められ、ことの次第を白状したというわけです。
母親はすぐに警察に通報しましたが、すでにブローカーの携帯電話はつながらず、連絡は取れないままということです。
■編集後記
これも時価総額全米第2位、アップル快進撃の影なる部分でしょうか。
日本ではこのような場合、未成年者による経済行為は法的に無効になると思うのでしょうが、中国ではどうなんでしょう。
まあ、母親がブローカーを捕まえて無効にしたところで、少年は購入したiPadを手放さないでしょうけれど。。
かなり複雑な気持ちになります。
(裏)週末は天気ぐずつき気味。。
たまってる本やDVDを消費するか。。