Asian Stocks Tumble on US Sell-off
Asian stock markets took a dive on Friday after Wall Street had the worst sell-off since the global financial crisis.
■チェック
!
・tumble(= take a dive) (株価が)急落する
・sell-off (株価の)急落、セルオフ
・global financial crisis 世界的金融危機
■対訳
「米株下落を受け、アジア株価急落」
米株市場が世界的金融危機以来最大の下落をしたのを受け、金曜日にアジア株式市場も急落した。
■訳出のポイント
tumble はもともと、人が 「倒れる」 「(つまずいて)転ぶ」 という動詞。
ここから、株価・物価などが 「急落する」 「暴落する」 という文脈でもよく使われる語となっています。
同様に、本文の take a dive は 「飛び込む」 → 「急落する」 ということです。
sell-off は 「株の売却」 という名詞ですが、同時に大量の株売却によって生じる 「株価の大幅な急落 」という意味にも使われます。
したがって、タイトルの US sell-off は 「米株の急落」。
Wall Street はご存じのように、米ニューヨークの金融街である 「ウォール街」。
ここから、「米国金融市場」 「米国株式市場」 の代名詞として頻繁に使われるので、確認しておきましょう。
ここ最近下落が続いているNY市場では、4日終値が512ドル76セントの暴落。
この下げ幅は過去9番目で、リーマンショックから始まった世界的金融危機の2008年12月以来、最大です。
米国の景気減速懸念に加えて、イタリアやスペインの財政危機が拡大するという不安から、欧州でも軒並み株価は下落。
そして、5日のアジア各国市場も一斉に下向きで世界同時株安となりました。
■編集後記
米国の債務上限引き上げ法案が議会を通ってデフォルトはひとまず回避できましたが単なる延命装置のようなものですので、未だ危機が去ったわけではありません。
米国がもしデフォルトを起こせば米国の社会保障システムが破綻すると言われています。
当然、経済的に緊密な関係にある日本。
米国がくしゃみをすると日本は風邪をひく、米国が風邪をひくと日本は肺炎になる、と言われているくらいですから、ただでさえ地震と原発で弱っている日本経済がどうなるかと思うと、本当に不安を隠せません。
やはり、誰にも頼らず、いつなんどきでも自分自身で稼ぎ、家族を守るシステムを個々人が構築しておく必要があります。
おそらくその必要性は戦後最も高まっていると思います。
まず日本が万が一の場合、日本にいなくても働くことができるように英語力を最大限に高めておくことはリスク回避のひとつです。
(裏)昨日家族でゴルフでしたが、もう死にそうなくらい暑かったです。