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毎日1分!英字新聞 石田

ロンドン、その他の英国都市で暴動続く

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Riots Continue in London and Other British Cities

British Prime Minister David Cameron held emergency cabinet meetings on Tuesday after three nights of violence, as lootings and arson by rioting youths have spread across London and spilled over into other cities.

■チェック

・riot  暴動
・emergency cabinet meeting  緊急閣議
・looting  略奪
・arson  放火
・spill over  飛び火する

■対訳

「ロンドン、その他の英国都市で暴動続く」

暴徒と化した若者による略奪や放火がロンドン各地に広がり、その他の都市にも飛び火する中、3夜続けての暴動から明けた火曜日、デビッド・キャメロン英首相は緊急閣議を招集した。

■訳出のポイント

riot 「暴動」、 looting 「略奪」、そして arson 「放火」 は、英字新聞ではしばしばセットで登場するので、まとめておぼえておくといいかもしれません。

riot は「暴動」 「騒動」 「反乱」 という意味の名詞ですが、同時に「暴動を起こす」 「暴動に加わる」 という動詞でもあります。

そこで、本文中の rioting youths の rioting は、動詞 riot の現在分詞 が形容詞化したもの。

つまり 「暴動を起こしている」 → 「暴徒と化した」 で、rioting youths で「暴徒と化した若者ら」 ということです。

spread は 「広がる」 「拡大(拡張)する」 という動詞。

そこで、spread across London で「ロンドン中に広がる」「ロンドン各地に拡大する」。

動詞 spill は 「こぼれる」 「あふれる」 で、spill over は「こぼれ(あふれ)出る」 という句動詞。

ここから、spill over (in)to ~ で「~へ波及する」 「~へ飛び火する」 といったニュアンスでも使われる言い方となっています。

男性が警察官に射殺された事件がきっかけに始まったロンドンの若者らによる暴動は、ロンドン各地へ拡大するだけでなく、英中部のバーミンガムやリバプールなどその他の都市にも飛び火しています。

これら一連の暴動の背景として、リーマンショックから続く厳しい経済状況の中、政府が推し進めている緊縮政策に対する市民の強い不満が、若者を中心に爆発している、との指摘もされています。

■編集後記

spill over で思い出すのは
It’s no use crying over spilt milk.
覆水盆に返らず(過ぎたことを嘆いても仕方ない)
高校生の頃何度反復して覚えたことか。
spilt は spill の過去、過去分詞です。

この暴動でロンドン北部にあるソニーの倉庫が火災にあい壊滅状態。
暴徒が倉庫に入り商品を持ち出した後に出火したという目撃証言があります。
アップルはロンドン市内のアップルストアから商品を撤去したという報道もあります。

(裏)暑い!暑い!まさに真夏!こういう日は海かプールですね。
でも仕事(汗)

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