First Russian Stealth Fighter Makes Debut at Moscow Airshow
Russia unveiled its first stealth fighter jet to the public at an airshow near Moscow.
The Sukhoi T-50, jointly developed with India, is expected to be on the international market by the end of 2016 as a cheaper alternative to US’s F-22 Raptor.
■チェック
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・stealth fighter (jet) ステルス戦闘機
・airshow 航空ショー
・unveil ~ to the public 一般公開する
・alternative 選択肢
■対訳
「ロシア初のステルス戦闘機、モスクワの航空ショーでデビュー」
モスクワ近郊の航空ショーで、ロシア初のステルス戦闘機が一般公開された。
インドと共同開発された 『スホイT-50』 は、米国の 『F-22ラプター』よりも安価な選択肢として、2016年末までに国際市場に登場する見込みだ。
■訳出のポイント
stealth は 「盗む」 という意味でおなじみの動詞 steal に抽象名詞語尾の-th がついたもの。
steal にはもともと、”こっそりと”「盗む」、”気づかれないように”「手に入れる」 というニュアンスがあります。
そこで、stealth は 「こっそりやる行為」 「隠れたやり方」 「内密」といった意味の名詞になっています。
ここから、軍事用語として、軍用機・軍艦・戦闘車両などをレーダー等のセンサー類によって探知されるのを難しくする軍事技術のことを指して stealth 「ステルス性」というようになったわけです。
つまり stealth fighter jet 「ステルス戦闘機」 とは、このステルス性を備えた戦闘機ということです。
unveil はおなじみの英字新聞再頻出動詞のひとつで、「ベールをとりのぞく」→ 「明らかにする」 「公表する」 「公開する」。
今日の場合は、unveil ~ to the public で 「一般の人たちに公開する」→ 「一般公開する」 という言い方になっています。
be expected to ~ は 「~することが期待される」 → 「~する見込みだ」。
alternative は 「交互に行う」 「交代する」 という動詞 alternate から派生した名詞で、「交代するもの」 → 「取って替わるもの」 「代替手段」「別の可能性」 といった意味になります。
また、日本語の 「選択肢」 「オプション」 に近いニュアンスで使われることも多い語です。
そこで、 a cheaper alternative で 「より安価な選択肢」 ということ。
ロシア初のステルス戦闘機 『スホイT-50』 は、インドと共同開発されたもので、初飛行 maiden flight は昨年ロシア極東の空軍基地で行われましたが、その概要は長らくベールに包まれたままでした。
したがって、今回モスクワ近郊で開催された航空ショーで、まさに unveiled 「ベールを脱いだ」 わけです。
すでにロシア政府が150機、インド政府が200機注文する予定で、2016年末には量産開始するそうです。
価格の方ですが、ロシア国営メディアによると、米国の最新鋭ステルス戦闘機『F-22ラプター』 の1億4000万ドル(約107億円)に比べて、1機あたり1億ドル(約77億円)以下に抑えられる見通しだといいます。
■編集後記
スホイT50の動画はこちらで見ることができます。
便利な世の中になったものですね。すぐに動画で確認できるのですから。
あと、YOUTUBEには様々なパソコンソフトの動画マニュアルもたくさんアップされてますので、テキストを買う必要がなくなりますね。
僕もマックの動画編集ツール、iMovieはほとんど、YOUTUBEを見ることでマスターしました。
(裏)午前中、都心ではものすごい雨が振りました。
久しぶりの雨です。。