Gene for Chronic Pain Identified
Researchers at the University of Cambridge have discovered a gene responsible for chronic pain, a finding that could open the door to better medications for long-lasting back pain, arthritis, and headaches.
■チェック
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・gene 遺伝子
・chronic pain 慢性痛、慢性疼痛
・(be) responsible for ~に関与する
・medication 薬物(治療)
・arthritis 関節炎
■対訳
「慢性疼痛の遺伝子を特定」
ケンブリッジ大学の研究者らが、慢性疼痛に関与する遺伝子を発見した。
この発見によって、長期に渡る腰痛、関節炎、頭痛などに対する、よりよい薬物治療への扉が開かれるかもしれない。
■訳出のポイント
chronic の語源は、「期間の」 「長期の」 というギリシア語 chronikos 。
ここから、とくに病気について 「長期の」 → 「慢性の」 という意味で使われる形容詞となっています。
responsible は response 「対応」 「返答」 という名詞の後ろに「~できる」 という接尾辞 -ible がついたもので、「(責任をもって)返答できる」 → 「責任がある」 という形容詞。
そして、「~に責任がある」 → 「~の原因である」 というニュアンスでも使われます。
(be) responsible for ~ で 「~に対して責任がある」 →「~の原因である」 「~に関与している」 という言い方になります。
したがって、 gene (which is) responsible for chronic pain で「慢性痛に関与している遺伝子」 です。
open the door は文字通り 「扉を開ける」 「ドアを開ける」。
ただし、日本語と同様、新しい可能性の “扉を開ける”、つまり「チャンスを与える」 (= open up the possibility) という意味でもしばしば使われる表現なので、その点も確認しておきましょう。
今回 「サイエンス」 誌に発表されたこの研究では、マウスの痛みを感じる神経から HCN2 と呼ばれる遺伝子を取り除いたところ、マウスは慢性痛を全く感じなくなったといいます。
ただし、acute pain 「急性の痛み」 「急性疼痛」 に影響はなかったそうです。
研究者らは、将来的にはこの HCN2 遺伝子が作り出すタンパク質をブロック(阻害)することで慢性疼痛を緩和する新薬を開発できる、と期待しています。
■編集後記
報道によれば日本のFacebookのアクティブユーザーが月間500万人を越えたとのこと。
Facebookは実名、顔出しが基本ですが、20代の人たちに実施したあるアンケートによれば88%が抵抗があるということです。
悪用されるのが怖いとのことです。もしFacebookがニックネームOKで顔を出さなくても良いとなるともっとユーザーは増えるでしょうが、Facebookの良さが失われることは間違いありませんね。。
(裏)なんか残暑というより猛暑ですよ。。
今日はゴルフコンペ!