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毎日1分!英字新聞 石田

トランプ大統領、エルサレムをイスラエルの首都に認定

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Trump Recognizes Jerusalem as Israel’s Capital

President Donald Trump announced on Wednesday that the US recognizes Jerusalem as the capital of Israel and will relocate its embassy there.

■チェック

・recognize A as B  AをBとして認める
・capital    首都
・relocate    ~を移転させる
・embassy   大使館

■対訳

「トランプ大統領、エルサレムをイスラエルの首都に認定」

ドナルド・トランプ大統領は水曜日、米国はエルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館を同地に移転させると発表した。

■訳出のポイント

recognize A as B は

「AをBとして認める」 「AをBとして受け入れる」

という言い方。

recognize Jerusalem as Israel’s capital で

「エルサレムをイスラエルの首都として認める」

ということです。

capital の語源は 「頭の」 という意味のラテン語 vapitalis。

「首都」 「首府」 「州都」 などを指す名詞ですね。

ちなみに、日本語の 「県庁所在地」 も

(prefectural) capital

になります。

relocate は

(人が建物などをある場所に)「置く」 「設ける」 「設置する」

という動詞 locate に

「再び」 「新たに」 「繰り返して」 「~し直す」

という接頭辞 re- がついたもの。

つまり、

「設置し直す」 → 「移転させる」 あるいは 「転勤させる」

という意味の動詞になります。

ここでは、relocate its embassy there で

「その(=米国の)大使館をそこ(=エルサレム)に移転させる」

というわけです。

Jerusalem 「エルサレム」

はイスラエル東部・パレスチナ自治政府にある都市。

イスラエルはこのエルサレムを capital 「首都」 だと宣言していますが、一方のパレスチナ側も東エルサレムを将来の独立国家の首都に位置付けています。

このため、同地がどちらに帰属するかは中東和平交渉の中でも、最も困難かつデリケートな問題とされてきました。

国際社会は基本的に中立の立ち位置で、各国は商都テルアベブに在イスラエル大使館・領事館を置くなど、こちらが事実上の首都とみなれてきたという経緯があります。

エルサレムの旧市街地には、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地が集中しており、現在もユダヤ人(イスラエル)とパレスチナ人の間で係争が続いています。

歴代米大統領も、中東和平における中立的な調停者の立場を(少なくとも表向きには)保ってきたわけですが、ここにきてトランプ大統領が keep campaign promise “選挙公約を守る” として、結果的にはイスラエル寄りに大きく傾く決断を下したことになりました。

これに対して、パレスチナなどアラブ各国はもとより、欧州からも一斉に反発の声が上がっています。

今後、中東情勢の悪化が懸念されるところですね。

■編集後記

イスラエル、パレスチナ問題というのはもう3000年以上続いている問題です。
3000年も争っているというのはちょっと想像に難しいですが、もともとアメリカはイスラエルのユダヤ人寄りです。これもアメリカの金融や経済の中枢をユダヤ人が一部握っていることからも来ています。これに対してパレスチナのアラブ人達が反発をしていました。国連は一応、エルサレムはイスラエルとパレスチナでそれぞれ分割をするという立場だったのですがトランプ大統領がひっくり返したような形になっています。

(裏)海外に月曜に発注した商品が金曜に届くってうれしいですね!

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