Japan’s First Funeral Home with Drive-through Service Opens
Japan’s first funeral home with drive-through service has opened, allowing elderly or disabled mourners to offer incense and give their final farewells without getting out of their car.
■チェック
・funeral home 葬儀場
・allow (人) to V (人)が V することを可能にする
・elderly or disabled mourners 高齢あるいは体の不自由な会葬者
・offer incense 焼香する
・give one’s final farewell 最期のお別れを告げる
・get out of one’s car 車から降りる
■対訳
「日本初、ドライブスルー併設の葬儀場がオープン」
日本初のドライブスルー併設の葬儀場がオープンした。高齢者や体の不自由な会葬者が、車から降りずに焼香をし、故人にお別れを告げることができるという。
■訳出のポイント
funeral は 「葬儀」 「告別式」 「葬式」。
funeral home あるいは
funeral hall, funeral parlor で
「葬儀場」
の意味になります。
drive-through は文字通り 「ドライブスルー」 ですね。
funeral home with drive through service は
直訳すると
「ドライブスルー・サービスがある葬儀場」。
つまり、
「ドライブスルー(で焼香することができる)葬儀場」 →
「ドライブスルーを併設した葬儀場」
というわけです。
mourn は
死や不幸などを 「悲しむ」 「嘆く」
という動詞。
死者を 「悼(いた)む」 「喪に服する」
という意味でもよく使われます。
mourner は直訳すると
「悲しむ人」 「嘆く人」 ですが、
今日の場合は、
葬儀に出席する 「会葬者」
ということです。
また、elderly は 「高齢の」、
disabled は 「身体(あるいは精神)障害のある」 の意で、
日本語の 「体の不自由な(人)」
に当たる表現となっています。
そこで、
elderly or disabled mourners は
「高齢あるいは体の不自由な会葬者(ら)」 →
「高齢者や体の不自由な会葬者」
ということです。
allow は 「許す」 「許可する」 などの意で頻出の動詞。
【 allow (人) to V 】で
「(人)が V することを許す」 → 「(人)が V できるようにする」
という言い方です。
これを、今日の本文後半の allowing 以下を当てはめてみると、
(人)= elderly or disabled mourners
「高齢者や体の不自由な会葬者」
V = offer incense and give their final farewells without getting out of their car
「車から降りずに焼香し、(故人に)最後のお別れを告げる」
となります。
つまり、
「(ドライブスルーによって)高齢者や体の不自由な会葬者が、車から降りずに焼香し、故人に最後のお別れを告げることができる」
というわけです。
17日に長野県上田市でオープンした葬儀場 「上田南愛昇殿」。
高齢者や体の不自由な人の負担を減らすため、車に乗ったまま焼香できるドライブスルーを併設しています。
ドライブスルー参列者は、受付に車を横付けし、タブレットを受け取って名前や住所を登録。
香典は係員に渡し、係員からお盆に載った香炉を差し出され、車に乗ったまま焼香する、という流れだそうです。
あくまでも一般的な葬儀が前提で、その上で 「ドライブスルーでも参列できる」という考えで、喪主ら葬儀場内の参列者は、モニターで外の様子を確認できるということです。
同葬儀場担当者によると、
「窓越しに焼香は不謹慎では?」
という批判的な意見が届く一方で、
「身体的理由で参列を諦めていた人たちの気持ちに応えるものだと思う」
「祭壇が見えて焼香できるなら車からもありでは」
という前向きの声も聞かれるとのことです。
■編集後記
実は最近よくマクドナルドのドライブスルーを使います^^;
ただ時々、対面ではないせいか発注した商品が入ってないなどの人為的なミスがあります。
個人的にはドライブスルーの焼香があっても良いのではないかとは思います。
(裏)太平洋側は空気が乾燥していますので火の元には十分にご注意を!