Missile False Alarm Triggers Panic in Hawaii
An emergency alert of an incoming ballistic missile was sent mistakenly to cellphones across Hawaii Saturday morning, setting off panic and confusion.
■チェック
・false alarm 誤警報
・trigger (= set off) panic パニックを引き起こす
・emergency alert 緊急警報
・incoming ballistic missile 飛来する弾道ミサイル
・send mistakenly 誤送信する
・cellphone 携帯電話
・confusion 混乱
■対訳
「ハワイ、ミサイル誤警報でパニックに」
土曜日午前にハワイ全土で、弾道ミサイル飛来の緊急警報が携帯電話に誤送信され、パニックと混乱を引き起こした。
■訳出のポイント
a
false は
「誤った」 「うその」 「偽の」
という形容詞。
false alarm で 「誤警報」
になります。
trigger はもともとは
銃などの 「引き金」
を意味する名詞ですね。
ここから、
「引き金を引く」 → 「~を引き起こす」 「~をもたらす」
という動詞としてもよく登場する語となっています。
そこで、タイトル中の
trigger panic は
「パニックを引き起こす」
ということです。
また、本文の末尾では
set off panic (and confusion)
という形に言い換えられていますね。
set off ~ も
「~を引き起こす」 「~を誘発する」
という句動詞なので、
「パニック(と混乱)を引き起こす」
となっています。
incoming は
【 in-(中に) + coming (入ってくる)】
という成り立ちで、
「入ってくる」 「到着する」
という意の形容詞です。
an incoming call は 「かかってくる電話」、
an incoming flight だと 「到着便」
ということです。
ここでは、
an incoming ballistic missile で
「やってくる弾道ミサイル」 → 「飛来する弾道ミサイル」 →
「弾道ミサイルの飛来」
の意味になっていますね。
cellphone は 「携帯電話」。
主に米国で使われる表現です。
英国では mobilephone がより一般的なので、両者あわせて確認しておきましょう。
米ハワイ州で、北朝鮮からハワイに向けて弾道ミサイルが発射された際の緊急警報メッセージが、住民や滞在中の観光客の携帯電話などに誤送信されました。
Emergency Alert
BALLISTIC MISSILE THREAT INBOUND TO HAWAII. SEEK IMMEDIATE SHELTER. THIS IS NOT A DRILL.
緊急警報
「ハワイに向け弾丸ミサイルの脅威が迫っています。すぐに避難してください。これは訓練ではありません」
という内容です。
この警報を受け、一部の住民が建物内に避難するなどしたほか、高速道路や都市部で渋滞が起き、警察などに問い合わせがするなど、混乱が生じました。
その後、
「同州危機管理局の職員が、引き継ぎで警報システムを
■チェック
する際に、誤ってメッセージを送るボタンを押してしまった」
として、州知事による警報の取り消し、および謝罪がされたということでした。
■編集後記
ハワイに北朝鮮を警戒する警報システムが存在している事自体初めて知りました。
当日、米男子ゴルフのソニー・オープン・イン・ハワイが行われていて、日本からは3名が出場していましたが優勝争いには一人として絡めませんでした。
プレーヤーの中には動揺した選手も多かったようです。
(裏)週末は久しぶりに東京。東京オートサロンへ行ってきました。