Adidas to Use only Recycled Plastic
Global sports manufacturer Adidas announced that it has committed to using only recycled plastic by 2040.
■チェック
・recycled plastic 再生プラスチック
・sports manufacturer スポーツ用品メーカー
・commit to ~を約束する、誓約する
■対訳
「アディダス、再生プラスチックのみ使用へ」
世界的なスポーツ用品メーカーのアディダスが、2040年までに再生プラスティックのみを使用することを誓約する、と発表した。
■訳出のポイント
recycle は 「リサイクル」。
「~をリサイクルする」 「~を再生利用する」
という動詞でもあります。
そこで、この動詞 recycle の過去分詞が形容詞化した recycled は
「再生された」 「再利用された」
の意味になりますね。
recycled plastic で
「再生プラスチック」
ということです。
manufacturer は
「製造業者」 「メーカー」。
sports manufacturer だと
「スポーツ関連の製造業者」 「スポーツ用品メーカー」
の意味になります。
某ジムのキャッチフレーズ
「結果にコミットする」
で日本語に浸透した “コミット” の語源 commit 。
なかなか日本語にしづらい英単語でもあります。
一般的には
「約束する」 「誓約する」 あるいは
「積極的に関わる」 「取り組む」
というニュアンスになります。
commit to ~ で
「~を約束する」 「~を誓約する」 なので、
has committed to using only recycled plastic
の部分は
「再生プラスチックのみを使用することを誓約する」
ということです。
アディダスといえば、歴代のサッカー日本代表ユニフォームを
製作してきたスポーツ用品メーカー。
そして、「スポーツを通して人生を変える」 という理念を掲げ、
地球や人類の sustainability 「持続可能性」 を
追求する企業でもあります。
その一環として、海洋プラスチックゴミを再利用したウェアやシューズの生産にも取り組んできました。
今回は、さらに踏み込んで、2040年までに新しいプラスチックをゼロにし、再生プラスチックのみを使用する、という方針を発表したというニュース。
同時に、今年からオフィスや直営店でもペットボトルや買い物袋などプラスチックを禁止する試みも始めているということです。
■編集後記
スタバやマックがプラスチック製のストローを廃止すると発表しました。これらの背景には海洋汚染の問題があり、ウミガメや海鳥の体内から大量のストローやプラスチック製品が発見され、それがSNSで世界中に拡散したことがあります。プラスチック製品は基本、土壌に埋められるものですが、年間1000万トンのプラスチック製品が海洋放棄されているようです。
(裏)いま福岡から東京へ帰る飛行機の中で編集しています。