SpaceX’s Crew Dragon Successfully Brings Astronauts Back to Earth
SpaceX’s Crew Dragon returned to Earth with two NASA astronauts on Sunday, completing a historic test mission by a private company.
■チェック
・successfully 成功のうちに → 無事に
・bring ~ back to Earth ~を地球に連れ帰る
・astronaut 宇宙飛行士
・return to Earth 地球に帰還する
・complete ~を完了する
・test mission 試験的ミッション、テストミッション
■対訳
「スペースX の「クルードラゴン」、宇宙飛行士とともに無事地球に帰還」
スペースX の「クルードラゴン」が日曜日、NASA の宇宙飛行士2人とともに地球に帰還し、民間企業による歴史的なテストミッションが完了した。
■訳出のポイント
successfully は
「守備よく」 「成功のうちに」
という副詞。
日本語の
「うまく」 「無事に」
に近いニュアンスで使われる単語としても捉えておきましょう。
bring ~ back to … は
「~を… に持ち帰る」 「~を… に連れ戻す」 の意。
タイトルでは
bring ~ back to Earth で
「~を地球に連れ戻す」→
「~を地球に帰還させる」 「~とともに地球に帰還する」
という言い方になっています。
つまり、
bring astronauts back to Earth で
「宇宙飛行士(たち)とともに地球に帰還する」
ということですね。
また、本文では
returned to Earth with two NASA astronauts で
「NASA の宇宙飛行士2人と一緒に地球に帰還した」
となっています。
complete はもともと
「全部の」 「完備した」 →
「完全な」 「完璧な」 「完成した」 「完了した」
という形容詞。
ここから、
「~を完全(なもの)にする」 →
「~を完成(完了)させる」 「~を達成(成就)する」
という意味の動詞としても、しばしば使われます。
そこで、本文後半の completing 以下は
「民間企業による歴史的なテストミッションを完了させた」 →
「民間企業による歴史的なテストミッションが完了した」
というわけです。
民間企業が開発した宇宙船としては初めて、飛行士を
International Space Station = ISS
「国際宇宙ステーション」
に送り届けることに成功したスペースXの 「クルードラゴン」。
その 「クルードラゴン」 が約9週間ぶりに、宇宙飛行士2人とともに地球に帰還したというニュースでした。
今回のテストミッション成功を受けて、スペースXとNASAは、9月以降に運用段階の第1号機となる同型の宇宙船で宇宙飛行士4人を ISS に送る予定としています。
そして、その第1号機には日本人宇宙飛行士の野口聡一さん、2号機には星出彰彦さんが搭乗することになっていますね。
■編集後記
米国の有人宇宙開発を支えたスペースシャトルは、1回の打ち上げコストが最終的には1000億円にもなってしまい、退役に追い込まれたと言われています。「クルードラゴン」利用のコストは飛行士1人当たりの打ち上げがおよそ58億円程度だそうなので、確かにコストパフォーマンスはよいことになります。民間宇宙旅行ビジネスもこれからいよいよ身近になってきそうですね。
我が家のキッチンより「ささみチーズ春巻き」6:06ではチワワがつぶやきます・・・
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(裏)知人の家族が務める職場にコロナ陽性が出たなど、最近すごくコロナが身近に感じます