Japan Airlines Shares Dive to just 7 Yen
Shares in Japan Airlines Corp. plunged to a limit-low level of 7 yen on Wednesday as the troubled airline was expected to file for bankruptcy protection as soon as next week.
■チェック
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・dive (= plunge) 急落する
・limit-low ストップ安
・troubled 経営難の
・file for bankruptcy protection 会社更生法の適用を申請する
■対訳
「日航株、7円まで急落」
経営難の日本航空が早ければ来週にも会社更生法の適用を申請する見通しの中、同社株は水曜日にストップ安の7円まで急落した。
■訳出のポイント
dive はもともと 「飛び込む」 という意味の動詞。
ここから、飛行機などが 「急降下する」、株価などが 「急落する」「暴落する」 という意味にも使われます。
本文で用いられている動詞 plunge も株価・価格などが 「急に下がる」「急落する」 場合によく使われるので、あわせて確認しておきましょう。
limit-low は株式用語で 「ストップ安」。
上場株の1日の値動きには、価格帯ごとに値幅制限 daily (price) limit が決まっています。
100円未満の株は30円幅、100円以上~200円未満の株は50円幅、という具合です。
たとえば、前日終値が150円だった株の場合、その日の値動きは100~200円までということになり、この最低限度の100円まで下落することをストップ安といいます。
逆に、最高限度の200円まで上昇することはストップ高 limit-high といいます。
今日の記事の場合は、JAL株の前日終値は37円だったので、値幅制限は30円で、7円まで下落したのでストップ安となったわけです。
「問題」 「困難」 などの意味でよく知られる基本的な名詞 trouble ですが、動詞で 「(人などに)問題(困難・面倒・厄介を与える」 →「(人などを)困らせる・苦しめる」 という意味にも使われます。
そこで、この動詞 trouble の過去分詞が形容詞化した troubled は「問題を与えられた」 → 「問題を抱えた」、「困らされた」 →「困っている」 「悩まされている」 という意味になります。
とくに、英字新聞では企業などについて「(経営上の)問題を抱えている」 → 「経営難の」という意味でしばしば登場するので
■チェック
しておきましょう。
■編集後記
京セラの稲盛会長が鳩山首相の直々の要請でJALの会長兼CEOに!
しかも無給で!!
これは、まさに「沈まぬ太陽」で国民航空の再建にあたった国見会長(彼は繊維業界では経営の神様と言われた)と全く同じ筋書きです。
首相が直々に、異業種ではあるがその業界の経営の神様といわれる人に再建を要請する。。
まあ、時代背景は多少小説とは異なりますが。。
そのJALの株価は本日10円まで上げています。
上場廃止がほぼ決まっているものの、マネーゲームの乱高下です。
(裏)寒い日が続きます。
早く春になってほしいものです。。