Wall Street Rallies as US Rates Slashed to Nearly Zero
US stocks rallied on Tuesday after the Federal Reserve cut its federal funds target rate to a record low, a range of between zero and 0.25%, to fight against the deepening recession.
■チェック
!
・rally (株価が) 反発する、反騰する
・slash (大幅に) 下げる
・federal funds target rate フェデラル・ファンドの誘導目標金利
・range 範囲
■対訳
「連邦金利ほぼゼロまで引き下げ、NY株は反騰」
深刻化する不況に立ち向かうために、米連邦準備理事会がフェデラル・ファンドの誘導目標金利を過去最低の0.0〜0.25%の範囲へと引き下げたのを受け、火曜日米国株価は反騰した。
■訳出のポイント
federal funds 「フェデラル・ファンド」 とは、米国の市中銀行が連邦準備銀行 Federal Reserve Bank に預けている資金、すなわち米国内の銀行間貸借市場を意味します。
日本でいえば無担保コール翌日物市場と同じで、要するに銀行間のオーバーナイト(今日借りて明日返す)の貸借取引のことです。
その際の適用金利が federal funds rate 「フェデラル・ファンドレート」(FFレート、FF金利)というわけです。
フェデラル・ファンドレートは、FRB(連邦準備制度理事会)が FOMC(Federal Open Market Committee = 米国連邦公開市場委員会)で決定し即日実施しますが、アメリカの金融政策の要ともいえる金利なので、市場関係者からその動向に注目が集まるわけです。
target rate は直訳すると 「目標金利」 で、通常 「誘導目標金利」 と訳されます。
タイトル中の slash はもともとナイフなどで 「切りつける」 という意味の動詞。
そこから、予算・価格などを 「大幅に切り下げる」、人員などを「削減する」 の意味でも使われ、英字新聞でもしばしば登場する単語となっています。
ここでは(金利を)「大幅に切り下げる」 の意味になっています。
意味的には本文で使われている cut と同じなのですが、cut が切り下げの大小にかかわらず 「下げる」 「削減する」 という意味になるのに対して、slash は、「ナイフで切り取る」 という原意からもわかるように 「スパッと(=大幅に)切り下げる」 というニュアンスになります。
ですから、ほんの少し 「切り下げる」 場合などには、slash は用いられないので注意しておきましょう。
接尾辞 -en は形容詞・名詞に付いて 「〜 にする」 「〜 になる」という意味の動詞を作ります。
sick 「病気の」 → sicken 「病気になる」、wide 「(幅の)広い」→ widen 「広くなる」 「大きくなる」 という具合です。
そこで、おなじみの形容詞 deep 「深い」 から派生した deepen は「深まる」 「深(刻)化する」 という動詞になります。
この動詞 deepen の現在分詞が形容詞化した deepening は「深まる」 「深刻化する」 の意味で、deepening recession で「深刻化する不況」 ということです。
■編集後記
日本の政策金利が0.3%、米国はちょっと前まで5%でした。
これが今や逆転しているわけです。
FX(外国為替証拠金取引)では日本と海外の金利差も魅力的だったんです。
つまり、米ドルを買って持っているだけで、スワップという金利差収益が毎日発生してたんです。
しかし、いまや、発生しないどころか、米ドルを買って持っているだけで、マイナスのスワップがつくんです(つまり金利差分、持っていかれる。毎日)これを書いている現在、ドル円、なんと87円。。
まだまだ米ドル下がりますね。。
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(裏)昨夜、懇親会。ちょっと二日酔い気味です。。