David Cameron Becomes UK’s New PM
David Cameron was appointed as British Prime Minister on Tuesday, securing a coalition with the third-placed Liberal Democrats to get his Conservative Party back into power after 13 years in opposition.
■チェック
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・coalition 連立
・Liberal Democrats 自由民主党
・Conservative Party 保守党
・get ~ back into power ~を政権の座に返り咲かせる
・in opposition 野党の立場で
■対訳
「英、デビッド・キャメロン氏が首相就任」
火曜日にデビッド・キャメロン氏が英国首相に指名され、第三党の自由民主党との連立を確保した保守党は、13年ぶりに政権の座に返り咲くこととなった。
■訳出のポイント
coalition の語源は 「合体した」 という意味のラテン語 coalitus。
ここから、党や国家などの一時的な 「連合」 「合同」 という名詞になっています。
そして、英字新聞では、政権の 「連立」 という意味でよく登場する語です。
coalition government で 「連立政権」 になります。
third-placed は 「3位の」 「3番目に位置する」 という言い方なので、the third-place Liberal Democrats で 「第三党の自由民主党」 ということです。
一般的には 「力」 という名詞で知られるpower は、「権力」「政治的権力」 → 「政権」 という意味でも頻出なので注意が必要です。
例えば take power は 「権力を握る」 → 「政権を握る」 という意味になります。
今日の場合は get ~ back into power で 「~を政権の座に返り咲かせる」という表現で登場しています。
opposition は opposition party のことで 「野党」 です。
そこで after 13 years in opposition は「13年間野党の立場だった後に」。
今日の文は David Cameron が主語なので、カンマ以下の後半部分を直訳すると、「(デビッド・キャメロン氏が)彼の保守党を13年におよぶ野党の立場から政権の座に返り咲かせるために、第三党である自由民主党との連立を確保した」 となります。
ただし、日本語訳にする場合、後半部分を (his) Conservative Party「(彼の)保守党」 を主語とした方が、わかりやすく自然な日本語になります。
よって、対訳では 「保守党は第三党の自由民主党との連立を確保し、13年ぶりに政権の座に返り咲いた」 → 「第三党の自由民主党との連立を確保した保守党は、13年ぶりに政権の座に返り咲くこととなった」と意訳しています。
1997年以来3期連続で続いた労働党政権の幕が閉じ、13年ぶりの政権交代となった英国。
キャメロン新首相は現在43歳7ヶ月で、44歳直前に就任したブレア元首相を抜き、過去約200年で最年少の英国首相が誕生しました。
また、「保守党」 Conservative Party と 「労働党」 Labour Party の二大政党による政権交代を伝統とする英国では、第二次世界大戦後に連立政権の例はなく、今回の保守・自民党による連立は70年ぶりです。
■編集後記
うーむ。
キャメロン党首、43歳といえば僕と同じ歳です。
ですが、ちょっと老けてませんか??
あるいは僕自身が同じ歳だということを受け入れられないだけなのか?(笑)
東山紀之さんが同じ43歳。。
比較すると、ちょっとなぁ。。
というか!
43歳で与党の党首になるというのがやはり年功序列型の日本と比較すると進んでいるなぁと感じます。
サッチャー元首相が保守党の党首となったのは1975年で彼女が49歳のときです。
ちなみに、わが民主党の鳩山首相は63歳、自民党党首の谷垣さんは65歳。
いつか日本でも40代の首相が誕生するのか?
(裏)天気がよく気分は爽快。
今日、昔の友達と15年ぶり?に再会!