Research: Ancient Papua New Guinea Skull May Be Oldest-known Tsunami Victim’s
Recent research showed that a 6,000-year-old human skull unearthed in Papua New Guinea in 1929 is most likely belong to the earliest-known victim of a tsunami.
■チェック
・Papua New Guinea パプアニューギニア
・skull 頭蓋骨
・tsunami victim 津波の犠牲者
・unearthed 発掘された
・be most likely ~である可能性が高い
・belong to ~に属する、~のものである
■対訳
「研究: 古代パプアニューギニアの頭蓋骨、世界最古の津波犠牲者か」
1929年にパプアニューギニアで発掘された6000年前のヒトの頭蓋骨が、世界最古の津波の犠牲者のものである可能性が高いという。最近の研究で明らかになった。
■訳出のポイント
known は 「知っている」 という意味の基本動詞 know の過去分詞ですね。
ここから、
タイトルの oldest-known は
「知られている(中で)最も古い」 → 「(世界)最古の」
の意味になっています。
Oldest-known Tsunami Victim’s で
「世界最古の津波犠牲者のもの」
ということです。
また、本文の earliest-known も同様で、
「知られている(中で)最も時代的に早い」 → 「最古の」
というわけです。
earth は 「土」 という名詞ですが、
動詞だと 「土をかぶせる」 「埋める」 の意味にもなります。
unearth はこの動詞 earth の前に反対の行為を表す接頭辞 -un がついた形で
「~を掘り出す」 「~を発掘する」。
そこで、
unearthed in Papua New Guinea in 1929
の部分は
「1929年にパプアニューギニアで発掘された」
となっています。
be most likely ~ も英字新聞頻出表現ですね。
「最も~しやすい」 「~する可能性が高い」
ということです。
belong は 「~に属する」 「~の所有である」 という動詞。
通例、前置詞 to を伴って
belong to ~
の形で用いられます。
belong to ~ で
「~に属する」 → 「~の所有である」 「~のものである」
となります。
したがって、文末の
belong to the earliest-known victim of a tsunami
の部分は
「最古の津波犠牲者のものである」
というわけです。
11月5日は 「世界津波の日」 でした。
6年前の東日本大震災を含め、津波大国の日本では有史以来数々の津波に襲われ、たくさんの人が犠牲になってきました。
今日の話題は、1929年にパプアニューギニアで発掘された頭蓋骨。
85年ぶりに発掘現場を再調査したところ、世界最古の津波の犠牲者のものである可能性が高いことが判明したといいます。
当たり前かもしれませんが、6000年前の地球にも地震や津波が発生し、人々が犠牲になっていたということですね。
■編集後記
津波といえば、The Wave という映画を先日見ましたがこれは怖かったです。
ノルウェーのフィヨルドで大規模な崖崩れがあり、これが津波を引き起こします。
地質調査の研究者が主人公ですが、津波に飲み込まれた家族を探すのですが本当に怖かったです。DVDでも出ていると思いますのでぜひ見てください。
(裏)明日から伊豆で合宿です!!