Voyager 1 Reaches Solar System’s Final Frontier
NASA’s Voyager 1, built to last just five years to probe Earth’s planetary neighbors, has reached the solar system’s final frontier and may have surfed into interstellar space, more than 26 years
after its launch.
■チェック
!
・solar system 太陽系
・frontier 最先端、境界
・probe [動] 〜を探索する、探査する
・interstellar space 星間空間
■対訳
「ボイジャー1号、太陽系の端に到達」
地球の近隣惑星を探査するために、5年間のみの耐久性を持つよう建造されたNASA のボイジャー1号が、打ち上げから 26 年以上を経て、太陽系の最後の境界空間に到達し、星間空間へと乗り出した可能性もある。
■訳出のポイント
…, built to last just five years… の前には which(あるいは that)
was を補って考えましょう。
last には形容詞の「最後の」という意味の他に、動詞で「続く」「持ちこたえる」というものがあります。
ここでは、「5年間だけ持ちこたえるように建造された」という意味になります。
planetary は planet「惑星」から来た形容詞で、「惑星の」という意味です。
また、 neighbor は「隣人」「近所の人」なので、
planetary neighbors で「惑星の隣人たち」→「近隣の惑星」となります。
■編集後記
皆さん一度は見たこともあるでしょう。
地球上の様々なデータ(言葉、映像、音楽)を詰め込んだディスクを搭載して、片道切符の旅を続けているボイジャー。
NASAの会見では、太陽系の外に出るのは2020年頃だというのに対し、カリフォルニア工科大学の研究チームが、2002年8月に太陽系の外に出た可能性がある、と発表したのです。
昨年8月から今年2月ごろにかけて、太陽から約130億キロの場所を飛行しているボイジャーの荷電粒子観測装置が、従来と違うデータを送ってきたそうなのだ。
太陽系の端は、太陽風がぐっと弱まり、ターミネーション・ショック(末端衝撃波面)を形成するという。
このあたりを通過した可能性が高いという。
うーん、神秘的ですね〜。
朝、起きるのが嫌で布団の中でぐずぐずしているときも、ボイジャーは独り、地球から135億キロも離れた太陽系の縁でミッションを遂行しているのですね〜。