Lincoln Reveals Super-futuristic Concept Car
US Automaker Lincoln revealed its outrageously futuristic luxury concept car, the Model L100 Concept. This fully autonomous BEV has no steering wheel nor any pedals.
■チェック
・Lincoln 【米自動車メーカー】リンカーン
・reveal ~を発表する
・super-futuristic 超斬新な
・automaker 自動車メーカー
・outrageously とんでもなく、素晴らしく
・luxury 高級な
・fully autonomous BEV 完全自律走行型のバッテリー式電気自動車
・steering wheel (自動車の)ハンドル
・pedal ペダル
■対訳
「リンカーン、超斬新なコンセプトカーを発表」
米自動車メーカーのリンカーンが、とんでもなく斬新な高級コンセプトカー「モデル L100 コンセプト」を発表した。完全自律走行型のバッテリー式電気自動車である同モデルには、ハンドルもアクセルやブレーキといったペダル類もない。
■訳出のポイント
futuristic は「未来」 という名詞 future から派生した形容詞で、「未来の」 「未来的な」 の意。
ここから、主に略式(口語)で「今まで見たこともないような」 「革新的な」 「斬新な」という意味合いでも使われます。
今日のタイトルでは、この futuristic に「超越」 「超過」 「以上」 「上位」 を意味する接頭辞 super- が加わったsuper-futuristic で「超未来的な」 「超斬新な」ということですね。
outrage は【outr-(度を越えて)+ -age(動作)】という成り立ちで、原意は 「度を越えて行動すること」。
ここから目にあまるような 「暴力」 「暴行」、「侮辱」 「非礼」、あるいは暴力などに対する 「激怒」を意味する名詞となっています。
この outrage から派生した副詞のoutrageously は「無法にも」 「乱暴にも」あるいは「度をこえて」 「法外に」 「驚くほどに」 「とんでもなく」という意味合いですね。
したがってoutrageously futuristic luxury concept carの部分は「とんでもなく斬新な高級コンセプトカー」というわけです。
BEV はbattery(-powered) electric vehicle の略。
すなわち「バッテリー式電気自動車」 です。
steer は船や車の 「操縦する」 「運転する」という動詞。
ここからsteering wheel は「操縦する輪」 → 「(車の)ハンドル」の意味になっています。
日本語の 「ハンドル」 は和製英語で、英文でこの意味では通じません。注意しましょう。
また、pedal は自動車、自転車、ピアノ、ミシンなどの 「踏み板」 「ペダル」を指す名詞ですね。
gas pedal だと「ガソリン(を出す)ペダル」→「アクセル」、brake pedal だと「ブレーキのペダル」という意味になります。
したがって、本文末尾のany pedals 「(複数の)ペダル」 → 「ペダル類」の部分は、言い換えるとa gas pedal and a brake pedal 「アクセルおよびブレーキのペダル」ということですね。
対訳では、わかりやすいように「アクセルやブレーキといったペダル類」と訳しています。
8月18日に発表された米高級自動車リンカーンの新コンセプトカーModel L100 Concept 。
フォードによるリンカーン買収100周年を記念し、開発された BEV です。
super-futuristic
outrageously futuristic
という表現がふさわしい、シンプルですが未来的なデザインの巨大(リンカーンですから)な高級車。
乗降時に後方に開くドアとともにガラス製ルーフが持ち上がる様子はエレガントな ladybug 「てんとう虫」 が羽を広げたかのよう。
完全自動運転時代を見据え、ハンドル、アクセル、ブレーキ類はなく、緊急時には、センターコンソールに設置された薄型液晶パネルによって停止などの操作が行うそうです。
■編集後記
トム・クルーズの映画「マイノリティ・リポート」(2002)から飛び出してきたような車です。
もはや完全な移動手段であり、運転を楽しむという感覚は消滅かな・・
↓こちらで動画が公開されています。
https://youtu.be/sOCFQ6kOXsw
今日の動画
https://youtu.be/P1KmBemqMu0
(裏)腎不全で一時は生死の境にいた老犬が、毎日の点滴注射でめちゃ元気になってきました!