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毎日1分!英字新聞 石田

『タミフル』の過剰処方に警告

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Warning on Overprescribing Tamiflu

Swedish researchers warned about overprescribing Tamiflu because sewage treatment systems do not break down the drug. This key medicine against bird flu could seep into natural waters, making
certain viruses resistant to it when a pandemic actually occurs.

■チェック

・overprescribe 過剰処方する
・sewage treatment system 下水(汚水)処理システム
・break down 分解する
・seep into  〜に溶け出す
・resistant to  〜に耐性を持つ
・pandemic (世界的な)流行病

■対訳

「『タミフル』の過剰処方に警告」

スウェーデンの研究者らが、『タミフル』は下水処理システムによって分解されないことから、その過剰処方に警告を発した。『タミフル』は鳥インフルエンザの主要薬だが、自然界の水に溶け出して、実際に世界的流行が起こった際、ある種のウイルスが『タミフル』に対する耐性を示す可能性があるという。

■訳出のポイント

動詞prescribe は、医学用語で「(薬などを)処方する」という意味です。

overprescribeは、このprescribe に名詞・形容詞・副詞・動詞の前についてあまりに〜」「限度を越えて〜」という単語を作る接頭辞のover がついたもので、「処方をしすぎる」→「過剰処方する」。

break down は重要な句動詞で、本来の意味は「バラバラにする」というニュアンスです。

建物などを「取り壊す」「解体する」、機械などが「壊れる」、話し合いや交渉が「決裂する」など、さまざまな場面で用いられますが、今日の場合は、化学物質などを「分解する」という意味になっています。

このbreak down の直前は、do not とある点に注意してください。

通常ならばdon’t とされる部分ですが、ここではあえて「分解しない」という否定を強調するために、do not とされています。

この強調を日本語訳に自然な形で反映させることは難しいのですが(あえていえば「分解されることはない」といった感じ)、英語のニュアンスとしては捉えられるようにしておきましょう。

resistant は動詞 resist 「抵抗(反抗)する」から派生した形容詞で、「抵抗力のある」あるいは「停滞せいのある」という意味になります。

動詞resist「抵抗する」→ 名詞resistance「抵抗」→形容詞resistant「抵抗力のある」「耐性のある」という流れで覚えておくといいですね。

■編集後記

インフルエンザ注射は、インフルエンウイルスを加工して、そのたんぱく質をものすごく微量ですが体内に注入することで、人間の身体に抗体を作り、免疫を刺激して、ほんもののウイルスに対して耐性を持たせるものです。

しかし、ウイルス自体がワクチンに対して耐性を持ったら、それは怖いことです。ワクチンが効かなくなりますから。。。

(裏)隣でマンションつくっているのですが、今日はやけにうるさいです。

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