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毎日1分!英字新聞 石田

兵庫県の男児、毒ヘビにかまれて意識不明に

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Hyogo Boy Unconscious after Being Bitten by Poisonous Snake

A 10-year-old boy in Hyogo Prefecture, western Japan, fell unconscious after being bitten by a venomous snake, which appeared to be a tiger keelback, and was taken to a hospital last Saturday.

■チェック

・unconscious  意識不明の
・be bitten by  ~にかまれる
・poisonous (=venomous) snake  毒ヘビ
・lose consciousness  意識を失う
・appear to be  ~だとみられる
・tiger keelback  ヤマカガシ
・be taking to a hospital  病院に搬送される

■対訳

「兵庫県の男児、毒ヘビにかまれて意識不明に」

先週土曜日、日本西部の兵庫県で、10歳の男児がヤマカガシとみられる毒ヘビに噛まれて意識を失い、病院に搬送された。

■訳出のポイント

conscious は 「意識」 という名詞であると同時に、「意識がある」 という形容詞でもあります。

そこで、タイトルの unconscious は、この形容詞 conscious の前に否定の接頭辞 un- がついたもので、

「意識がない」 → 「意識を失った」 「意識不明の」 の意。

本文に登場している fall unconscious

あるいは

become unconscious

「意識がない状態に陥る」 「意識を失くす」 「意識不明になる」

という言い方になります。

今日のタイトルでは、unconscious の直前に、 falls あるいは becomes が省略されていると考えてください。

bite は 「かむ」 という動詞なので、

be bitten by ~ で 「~にかまれる」 です。

poison は 「毒」 という名詞で、

poisonous は、その形容詞形で 「有毒な」。

poisonous snake で 「毒ヘビ」 ということです。

さて、この poison が 「毒」 一般を指す単語であるのに対して、ヘビやサソリ、ハチなどが分泌する 「毒」 「毒液」 には venom という語が使われます。

そして、venomous はその形容詞形で、ヘビなどが 「有毒な」 の意。

そこで、本文の

venomous snake も 「毒ヘビ」

の意味になるわけです。

appear は 「現れる」 「見えてくる」 「出現する」

という意味でおなじみの動詞。

ここから、人や物が 「~のように見える」 「~のように思える」の意味でもしばしば登場する語となっています。

ちなみに、同じような意味で使われる動詞に seem があるので、その違いについて簡単に述べておきましょう。

日本語訳としては、同じ 「~のように見える」 「~のように思える」が使われる両者ですが…

seem:主観的事実や印象、気持ちなどについて述べる

appear: 客観的事実について述べる

という違いになっています。

今日の場合は

being bitten by a venomous snake, which appeared to be a tiger keelback,

「ヤマカガシとみられる毒ヘビにかまれて」。

その毒ヘビがヤマカガシである客観的な事実がある、ということが言外に込められているわけですね。
兵庫県伊丹市の小5男児が、毒ヘビにかまれて一時意識不明になった、というニュース。

幸い、男児は搬送先の病院で回復し、大事に至らなかったといいます。

当初は、伊丹市内の公園で友人数人と遊んでいる最中にヘビに手首をかまれたという話でしたが、その後の報道で、男児たちはヘビを素手で捕まえて仲間に見せびらかす、 “ヘビ狩り” をしていたことがわかりました。

そのため、男児をかんだヘビも、友人がリュックサックに入れて持ち帰っており、ヤマカガシであることも特定できたようです。

ヤマカガシは北海道と沖縄を除く日本全国に広く分布する毒ヘビ。

カエルを主食とし、里山の渓流近くや、水田、畑、河川林などに多く生息しています。

元来、おとなしいヘビで、手で触ったり踏みつけたりしない限りかまれることは、まずないそうです。

ただし、ヤマカガシの毒性は強力なので、万が一かまれた場合には大変危険だといいます。

何しろ、LD50(半数致死量)で比較するとハブの10倍、マムシの3倍という、毒性としては日本一のヘビということです。

■編集後記

うーん、この子はなんらかの耐性があったのかなと思われるくらいですよね。
それにしてもヘビ狩りとは恐ろしいです。見るだけで血圧が下がるのに・・・
報道によればリュックサックから捕まえたヘビを取り出そうとした時も噛まれたそうです。つまり少年は2回噛まれたことに。。恐ろしすぎます・・・

(裏)昨日の豪雨すごかったですね。

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