Flying Car Company Joby Applies for Aircraft Type Certification in Japan
Joby Aviation Inc, a U.S. startup developing eVTOL said on Tuesday that it has applied to Japan’s transport ministry for aircraft type certification.
■チェック
・apply for ~(の取得)を申請する
・type certification 【航空】型式証明
・startup スタートアップ(新興)企業
・eVTOL 電動垂直離着陸機
・Japan’s transport ministry 【日本】国土交通省
■対訳
「空飛ぶクルマの 『ジョビー』 が日本で航空機型式証明申請」
電動垂直離着陸機の開発を手がける米新興企業、ジョビー・アビエーション社は火曜日、日本の国土交通省に航空機型式証明の取得を申請したことを発表した。
■訳出のポイント
flying car 「空飛ぶクルマ」
と言いますが、そこには明確な定義はありません。
一般的には
「少人数の定員で自動車のように日常的に利用できる空中移動可能な乗り物」
であり、
「電動かつ垂直に離着陸する航空機」
を指す場合が多いようです。
「垂直離着陸機」 は
vertical take-off and landing (aircraft) = VTOL で
読み方は 「ブイトール」 になります。
また、
「電動垂直離着陸機」 は
electric vertical take-off and landing (aircraft) = eVTOL
「イーブイトール」
と呼ばれています。
今日の記事で登場している
Joby Aviation 「ジョビー・アビエーション」 は、
この eVTOL の開発を手がける2009年創業の米スタートアップ(新興)企業。
日本のトヨタ自動車も2018年に傘下ベンチャーを通じて資本参加、2020年には出資をしています。
apply は
「適用する」 「応用する」
などの意味でも頻出の動詞ですね。
今日の場合は
apply for ~ で
仕事、許可、援助などを 「求める」 「申し込む」 「志願する」
という意味になっています。
apply for aircraft type certificate で
「航空機型式証明(の取得)を申請する」
ということですね。
type certificate (TC) 「型式証明」 は
航空機の開発段階で設計や製造過程の検査を行い、特定の型式機体の安全性を証明するもの。
取得すれば量産機体として認められることになります。
米国では
Federal Aviation Administration = FAA
「米連邦航空局」、
欧州では
European Aviation Safety Agency = EASA
「欧州航空安全機関」
そして、日本では
運輸を担当する省庁(transport ministry)である
「国土交通省」
Ministry of Land, Infrastructure, Transport
and Tourism
が管轄となっています。
そこで、本文後半
it has applied to Japan’s transport ministry for aircraft type certification
の部分は
「それ(=ジョビー社)が日本の運輸担当庁(=国土交通省)に航空機型式証明の所得を申請した」
というわけですね。
ジョビーは FAA にはすでに型式証明所得を申請済みで、eVTOL 実用化に最も近い企業と目されています。
日本では、2021年に愛知県豊田市を拠点とする
SkyDrive 「スカイドライブ」
が国交省に型式証明申請をしていますが、国内で取得したメーカーはまだないということです。
■編集後記
ジョビーの eVTOL が実用化された場合、例えば自動車だと1時間かかる関空から大阪駅までの所要時間が15分以内に短縮できるそうです。渋滞で遅れることもないでしょうし、安全面など確認されれば需要は間違いなく大きいですね。
今日の動画
https://youtu.be/2leBgYs-MmE
(裏)今日は快晴!気温低くても風もなく、朝のジョギング気持ち良かったです。