Japan Trade Minister Resigns over Nuclear Gaffe
Japan’s Trade and Industry Minster Yoshio Hachiro quit on Sunday after being criticized over calling the area around the tsunami-hit Fuckushima nuclear plant “town of death.”
■チェック
!
・Trade (and Industry) Minister 経済産業大臣
・gaffe 失言
・be criticized over ~で批判される
■対訳
「日本の経済産業大臣、原発失言で辞任」
津波に襲われた福島原発付近の地域を『死のまち』と呼び、批判を受けていた日本の鉢呂吉雄経済産業大臣が、日曜日に辞任した。
■訳出のポイント
gaffe の語源は仏語で 「失敗」 「しくじり」 の意。
ここから、英語では主に社交上の 「失策」 「失言」 「失態」 というニュアンスで使われます。
「~の上に」 「~を超えて」 など様々意味で用いられる前置詞の over。
英字新聞では 「~について」 「~に関して」 「~をめぐって」 という用法の頻度が高いので、しっかり確認しておきましょう。
今日の記事でも、この用法で2箇所登場しています。
まずは、タイトルの resign over ~
resign は 「辞める」 「辞任する」 という頻出重要動詞ですね。
したがって、resign over nuclear gaffe で「原発(に関する)失言をめぐって辞任する」 ということです。
そして、もうひとつは本文後半の being criticized over~ の部分。
criticize 「批判する」の受動態 be criticized が「批判される」なので、「~について非難される」という言い方になります。
そして、後ろには call A B 「A をB と呼ぶ」 という形が続いているので、「A (福島原発付近の地域) を B (『死のまち』) と呼んだことについて非難されていた」 ということです。
野田新内閣の鉢呂吉雄経済産業大臣が、就任9日目で辞任したニュースです。
鉢呂氏は福島訪問後の記者会見で震災の原発事故で大きな被害を受けた地域を 『死のまち』 と呼び、物議を醸しました。
しかし、それにとどまらず、その後も不適切な発言が相次ぎ、辞任を求める声が高まっていました。
つい2ヶ月前に、菅直人前内閣で復興担当大臣に任命されたばかりだった松本龍氏が、震災の被害を受けた地域についての不適切な発言が原因で辞任したのも記憶に新しいところ。
民主党いや日本の政治家たちの良識が疑われるばかりです。
■編集後記
quit は 過去、過去分詞もquitです。
今回は当然過去形として使われています。
ところで先日、日経オンラインを読んでたらとんでもない記事を見かけました。
イオン人事担当者の本音 というサブタイトルで
「40歳以上の日本人男性はいらない」
というものです。
日経ビジネスオンライン 2011年9月8日(木)号
イオンといえば、郊外型の大規模スーパーで内需型企業の典型だと思ったのですが、今でも中国やアジア地域に出店をしていて、国内との連結では5兆円企業です。
これを今後10年、新興国などへの出店を加速させ、2020年までに連結20兆円を目指すといいます。
この背景には人口減と過疎化により国内需要が頭打ちになっていること、さらに2007年に施行された改正まちづくり3法により郊外型店舗の出店が難しくなっていることがあげられています。
現在、イオンで働く従業員は30万人ですが、20兆円企業を目指すにあたり、今後100万人の従業員が必要になるが、その就労場所はほとんど海外になるだろう、という。
「40歳以上の日本人男性はいらない」
という言葉の背景にはこのような構造的な理由があります。
となると、是が非でも英語を身につけて、TOEICの点数を伸ばしておくことが、何をおいても重要になるばかりか、この先行き不透明な経済環境におけるサバイバルの鍵となるでしょう。
(裏)しばらくは晴天続きっぽいです。
車を洗うか!?