Japan PM Fumio Kishida Evacuated after ‘Explosive’ Thrown
Japanese Prime Minister Fumio Kishida was evacuated unharmed after what appeared to be a smoke bomb was thrown into a venue where he was going to give an outdoor speech on Saturday.
■チェック
・PM (Prime Minister) 【日本】首相
・be evacuated (unharmed) (無事に)避難させられる → 避難する
・explosive 爆発物
・throw ~を投げる
・what appeared to be ~らしきもの
・smoke bomb 発煙弾
・venue 会場
・give an outdoor speech 野外演説を行う
■対訳
「日本の岸田文雄首相が避難、『爆発物』投げ込まれる」
土曜日、日本の岸田首相が野外演説を行う予定だった会場に発煙弾らしきものが投げ込まれたが、首相は無事に避難した。
■訳出のポイント
evacuate は
「避難する」
という自動詞としても使われますが、
「~を(危険な場所から安全な所へ)避難させる」
という他動詞としてよく登場します。
さらに、受動態の
be evacuated from ~ という形で
「~から避難させられる」 → 「~から避難する」
という言い方になります。
この場合、
誰かに勧告されたり、助けられたりして
危険な場所から 「避難させられる」 「避難させてもらう」 →
結果として、危険な場所から 「避難する」
というニュアンスがともなう点に注意しましょう。
今日の場合は、
“岸田首相が、SP や警察官などに促されたり、守られたりしながら、演説会場から避難した”
という状況に当てはなるわけですね。
unharmed は
「損なわれていない」 「無傷の」 「無事な」
という形容詞。
be evacuated unharmed で
「無傷の状態で避難する」 → 「無事に避難する」
ということです。
appear は
「~のように見える」 「~と思われる」 「~らしい」
という動詞。
what appeared to be ~ で
「~のように思われたもの」 「~らしきもの」
という言い方になります。
そこで、
what appeared to be a smoke bomb
の部分は
「発煙弾らしきもの」
となっています。
venue は
事件などの 「発生地」 「現場」 「舞台」、
あるいは
スポーツ大会、コンサートなどイベントの 「開催地」 「会場」
を意味する名詞。
ここでは
a venue where he was going to give an outdoor speech
なので
「彼(=岸田首相)が野外演説を行うはずだった会場」
ということですね。
4月15日、岸田首相が選挙の応援で訪れた和歌山市で、演説直前に爆発物が投げ込まれた事件。
首相は現場から無事避難し、容疑者の男は現場で取り押さえられました。
この事件については、各国でも速報され、”昨年の安倍元首相の暗殺事件” と絡めて報じるメディアが目立っています。
■編集後記
結果的に(幸い)大きな被害は出ませんでしたが、現場の映像などを見る限り行為の質は完全に『テロ』のように思われます。身の危険を顧みず、犯人を取り押さえた地元漁師の方々は素晴らしいですね。警備体制に関しては、再度議論が必要になりそうです。。。
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(裏)昨日から長岡に帰省しておりますが、東京と比べるとやはりまだ寒い!