Giant Iceberg Breaks Away from Antarctica
A trillion-ton iceberg, one of the biggest ever recorded, has broken away from Antarctica. The huge ice block is estimated to be about the size of Delaware, roughly 6,000 square kilometers.
■チェック
・iceberg 氷山
・break away 分離する
・Antarctica 南極(大陸)
・trillion-ton (重さ)1兆トンの
・be estimated to ~と推定される
・roughly おおよそ
・square kilometer(s) 平方キロメートル
■対訳
「巨大氷山、南極から分離」
重さ1兆トンで、史上最大級の氷山が、南極大陸から分離した。
この巨大な氷塊は、おおよそ6000平方キロメートルで、デラウェア州くらいの大きさだと推定される。
■訳出のポイント
giant のもともと 「巨人」 という名詞。
ここから、「巨大な」という形容詞としても頻出になっています。
したがって、タイトルの
giant iceberg は
「巨大な氷山」 「巨大氷山」
ということです。
trillion-ton は 「(重さが)1兆トンの」。
本文頭の
a trillion-ton iceberg で
「重さ1兆トンの氷山」
になっています。
その直後のカンマにはさまれた部分は、この a trillion ton iceberg を言い換えた(説明している)文節ですが、
one of the biggest (icebergs) ever recorded
と考えてください。
直訳すると
「これまで記録された最も大きな氷山のひとつ」。
つまり、簡潔に言い換えると、
「史上最大級の氷山」
というわけです。
huge も、「巨大な」 「莫大な」 という形容詞で、前述の giant と同じような意味になります。
そして、
block は 「(大きな)塊(かたまり)」
なので、
huge ice block で
「巨大な氷の塊」 → 「巨大な氷塊」」
ということです。
the size of ~ は 「~の大きさ」。
about the size of ~ だと
「~くらいの大きさ」
という言い方になります。
ここでは
about the size of Delaware で
「デラウェア州くらいの大きさ」
ということです。
イギリスの南極調査チームが12日、南極大陸から巨大な氷の塊が分離し、過去最大級の氷山になったと発表しました。
分離したのは、南極大陸の沿岸部分にできた氷の塊(棚氷)の一部。
氷山の面積は6000キロメートルで、重さは1兆トンと過去最大級だといいます。
氷山の巨大さをわかりやすく伝えるために、各国のメディアが自国の特定地域と比較して報道しているのが興味深いですね。
今日の本文のように、
米国のメディアでは
the size of Delaware 「デラウェア州くらいの大きさ」。
英国のメディアでは
about a quarter the size of Wales
「ウェールズの4分の1くらいの大きさ」。
調査チームによると、棚氷自体がもともと海に浮いているので、すぐに海面上昇につながることはないようですが、今回の分離によって大陸の他の部分の氷が不安定に可能性などもあり、今後も観察が必要だということです。
■編集後記
日本でいえば三重県と同じくらいの大きさだとか。そんな大きな氷山はちょっと想像できないですよね。なんか海面に浮く島というイメージのほうが近いかもしれません。調査チームによると今後、氷山の分離は増えてくるだろうとのことです。
やはり将来的には海面上昇をサポートするような形になるのだと思います。
(裏)3連休は草津の山小屋で過ごします。ドローン飛ばしてきます。