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毎日1分!英字新聞 石田

EU、対米報復関税発動へ

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EU to Impose Retaliatory Tariffs on US Products

The European Union will impose retaliatory tariffs on various American goods from next month in reaction to the Trump administration’s decision to put hefty duties on European steel and aluminum.

■チェック

・impose retaliatory tariffs   報復関税を課す
・products (=goods)    製品
・various    さまざまな
・in reaction to    ~を受けて
・decision    決定
・put hefty duties on    ~に重い関税を課す

■対訳

「EU、対米報復関税発動へ」

欧州の鉄鋼・アルミニウム製品に重い関税を課すというトランプ政権の決定を受けて、欧州連合は来月から、さまざまな米国製品に報復関税を課すという。

■訳出のポイント

retaliate は

「報復する」 「復讐する」 「仕返しする」

という動詞。

この動詞 retaliate から派生した形容詞 retaliatory は

「報復的な」 「報復として行われる」

という意味になります。

そこで、

retaliatory tariff は

「報復として課される関税」 → 「報復関税」。

そして、impose retaliatory tariffs で

「報復関税を課す」

という言い方になるわけです。

products および goods はどちらも

「製品」 「生産品」 の意。

そこで、

タイトルの US products、

本文中の American goods は、

ともに 「米国製品」 を意味していますね。

in reaction to ~ は、直訳すると

「~に対しての反応の中で」。

つまり、

「~に反応して」 「~に対して」 「~を受けて」

という表現になっています。

duty は 「税金」 「関税」 の意。

今日の場合は tariff を言い換える形で使われています。

hefty が 「(大きくて)重い」 という形容詞なので、

put hefty duties on ~ で

「~の上に重い関税を置く」 → 「~に重い関税を課す」

ということです。

米国と EU 間の関税問題・・・

やはり trade war 「貿易戦争」の様子になってきましたね。

WTO 「世界貿易機関」では、自国産業の保護目的で高関税を導入した加盟国に、他の加盟国が影響を相殺するための追加関税を課すことが認められています。

EU はすでに、この追加関税の対象品目リストを WTO に通告。

鉄鋼品などに加え、ハーレーダビッドソンのオートバイやバーボンウイスキーなど、米有力議員らの選挙区の特産品などにも追加関税を課し、米国に揺さぶりをかける構えです。

カナダ、メキシコも同様に報復措置へと動く中、我らが日本は果たしてどう対応するのでしょうか・・・

■編集後記

うーん、なんか世界全体が保護貿易主義へ向かうような気がしますね。個人的にはApple製品に囲まれて暮らしていますので関税で高くなるなんてことは回避していただきたく・・

(裏)週末台風が日本列島近くを通過するそうです・・

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