Trump Complains About US-Japan Trade Talks
U.S. President Donald Trump on Monday expressed frustration with U.S.-Japan tariff negotiations, complaining that Japan is not importing enough American rice despite a shortage of its staple.
■チェック
・complain不満、不平、苦情を言う、もらす
・trade talks貿易協議
・express frustration不満を表明する
・tariff negotiations関税交渉
・import ~を輸入する
・despite ~にもかかわらず
・shortage 不足、欠乏
・staple 主食(となる食料、穀物)
■対訳
「トランプ氏、日米貿易協議に不満表明」
ドナルド・トランプ米大統領は月曜日、日米間の関税交渉への不満を表明し、日本では主食のコメが不足しているにもかかわらず、米国からのコメ輸入が不十分だと批判した。
■訳出のポイント
complain は
「不満(不平・苦情)を言う」「愚痴をこぼす」
という動詞。
complain about ~ で
「~について不満を言う」「~について(不満を)訴える」
ということですね。
また、
complain that… だと
「… だと不満を言う」
という言い方になります。
「フラストレーション」は
日本語としても浸透していますが、
frustration は
「苛立ち」「不満」「欲求不満」
あるいは
「失望」「落胆」
を意味する名詞。
express frustration で
「不満を表明する」「苛立ちを示す」
ということですね。
staple は
特定の国や地域の「主食」「主要生産物」
を意味する名詞です。
Rice is a staple in Japan.
「日本ではコメが主食だ」
という具合に使います。
また、
「必需品」「定番商品」
といった意味合いでもよく用いられます。
例:
Toilet paper and soap are household staples.
「トイレットペーパーや石けんは家庭の必需品である」
今日の場合は
a shortage of its staple で
「それ(=日本)の主食の不足」
となっています。
本文末尾
despite a shortage of its staple
の部分は、
「日本の主食(であるコメ)の不足にかかわらず」→
「日本では主食のコメが不足しているにもかかわらず」
と言うわけですね。
本文後半の complaining that …
で考えると、
「主食であるコメが不足しているにもかかわらず、日本はアメリカのコメを十分に輸入していないと不満を述べた」→
「日本では主食のコメが不足しているにもかかわらず、米国からのコメ輸入が不十分だと批判した」。
対訳では、
前半ですでに「不満を表明し」としているので、
“不満” の重複を避けて、自然な日本語にする意図もあり、
complaining that … を
「… と批判した」
とやや意訳しています。
日米相互関税の上乗せ分の停止期限である7月9日を前に、トランプ米大統領は6月30日、自身のソーシャルメディアで、日本が米国からのコメ輸入に消極的であると批判。
“we’ll just be sending them a letter”
「(新たな関税率を記載した)書簡を送るだけだ」と、
警告しています。
■編集後記
U.S. Census Bureau「米国勢調査局」によると、日本は昨年1年間で1億9800万ドル分、今年1月から4月までの3ヶ月間では1億1200万ドル分のコメをアメリカから輸入。これらの数字が not enough ということでしょうか? 今回の complain も客観的なデータ、政治的判断などに基づいた外交発言ではなく、トランプ氏の感情的な”不満”をつぶやいた・・・すなわち、いつもの ” トランプ節” と捉えていいような気がします。
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(裏)なんか梅雨あけたのではないかという天気です・・・(今、長岡市にますが)