Study: Walking More Than 100 Minutes per Day Could Reduce Low Back Pain by Almost a Quarter
A new study suggests that walking more than 100 minutes a day may reduce the risk of developing chronic low back pain by 23%.
■チェック
・study 【名詞】研究
・per day 1日に
・reduce~を減らす、軽減する
・(chronic) low back pain(慢性)腰痛
・reduce by a quarter (_%) 4分の1(_%)減らす
・suggest ~を示す、示唆する
・develop (病気、障害を)発症する
■対訳
「研究:1日100分以上のウォーキングで腰痛リスクを約4分の1軽減か?」
新たな研究によると、1日あたり100分以上歩くことで、慢性的な腰痛を発症するリスクが23%軽減される可能性があるという。
■訳出のポイント
「勉強する」「研究する」「学ぶ」
という動詞としておなじみの study。
「学習」「勉強」「研究」
という名詞としてもよく使われます。
英字新聞のタイトルでは、
Study:
Report:
Survey:
などのように情報源を簡潔に明示し、
その後に内容文を表すパターンがよく使われます。
意味的には
「研究によれば・・・」
「報道によると・・・」
「調査では・・・」
という感じですね。
簡潔に要点を伝えるニュース見出しのスタイルとして
確認しておきましょう。
per day は
「1日に」「1日あたり」
という言い方。
more than 100 minutes per day で
「1日あたり100分以上」「1日に100分以上」
ということですね。
また、
本文にあるように
more than 100 minutes a day
としても同じ意味になります。
low back (あるいは lower back) は、
直訳すると
「下の方の背中」。
すなわち、
「腰」
のことを指します。
したがって、
low back pain は
「腰痛」、
chronic low back pain だと
「慢性的な腰痛」
ですね。
by は
今日の記事では、
「~の分だけ」
という変化の度合いを表す前置詞になっています。
タイトルでは
quarter 「4分の1」
という語を用いて
reduce by almost a quarter
「ほぼ4分の1減らす」
となっています。
そして、本文では
reduce (the risk of developing
chronic low back pain) by 23%
と、より具体的に
「(慢性的な腰痛を発症するリスクを)23%軽減する」
ということですね。
能力、産業などを「発展させる」「開発する」
といった意味の動詞としてよく知られる
develop は、
元来は
「内部で形づくる」「育つ」「進行する」
といった意の語。
ここから、
病気や症状が「内部で育つ」→「発症する」「患う」
という意味にも使われます。
したがって、
develop chronic low back pain で
「慢性的な腰痛を発症する」
となるわけですね。
ノルウェーとオランダの研究チームが行ったこの研究は、毎日のウォーキング時間と慢性腰痛の関連性を検証したもの。
約1万1000人を、1日あたり歩く時間によって4つのグループに分けています。
その結果、1日に100分以上歩いたグループでは、78時間以下のグループに比べて、慢性腰痛リスクが23%低くなった、ということです。
また、この研究では、歩くスピードについても同様に検証されています。
しかし、こちらについては、相関は見られるものの、ウォーキング時間に比べると、はっきりとした効果は認められなかったと言います。
世界では6億人以上のひとが腰痛に苦しんでいると推定されています。
こうした研究が今後、手軽にできる腰痛予防・改善手段としての、より効果的なウォーキング方法の提案へとつながるかもしれませんね。
■編集後記
今、草津(温泉)に来てて、朝、西の河原の上のほうまでウォーキングに行ってきました。10Kです。もう日も高くなってて日陰があまりなく、さらに高低差がすごい(坂だらけ)。なんで、無理に走らずに歩きがメインです。気温は25度くらいか。ただ標高1200mあるので単に歩くだけでもけっこう東京に比べると息が切れやすいです。
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(裏)菅原文太さんの歴史知識、とりわけ幕末から明治にかけての歴史の知識が凄すぎる・・・