Nvidia Becomes First Company to Hit $4 Trillion Valuation
Nvidia temporarily hit $4 trillion in market value on Wednesday, making it the world’s first publicly traded company to reach that milestone.
■チェック
・valuation 評価額
・temporarily 一時的に
・market value時価総額
・make it ~ ~にする
・publicly traded company上場企業
・reach milestone 節目に達する、金字塔を打ち立てる
■対訳
「エヌビディアが時価総額4兆ドル突破、世界初」
水曜日、エヌビディアの時価総額が一時的に4兆ドル(約585兆円)に達し、時価総額4兆ドルの大台に乗った初めての上場企業となった。
■訳出のポイント
valuation は
金銭的な「評価(をすること)」「査定」「見積もり」
という名詞。
ここから、
「評価額」「査定額」
という意味でも使われます。
今日の場合は、
本文で使われている
market value 「時価総額」
を簡潔に言う形になっています。
hit はもともと
「打つ」「当たる」「衝突する」
といった意味の基本動詞としてよく知られていますね。
これらの物理的な動作を表す用法に加えて、
比喩的に
「目標、数字、水準などを打つ」→「達する」「到達する」
という意味合いでも頻出です。
そこで、
タイトルでは
hit $4 trillion valuation
「4兆ドルの評価額に達する」→「時価総額が4兆ドルに達する」、
本文では
hit $4 trillion in market value
「時価総額において4兆ドルに到達した」
となっています。
本文後半では、
making it(=Nvidia) the first publicly traded company to reach that milestone
と考えましょう。
すなわち、
「エヌビディアをその節目(=時価総額4兆ドル突破)に到達した初の上場企業にした」→
「(その結果)(エヌビディアは)時価総額4兆ドルの大台に乗った初めての上場企業となった」
というわけですね。
7月9日のニューヨーク株式市場で、米半導体大手 Nvidia の株価が上昇。
企業の価値を示す時価総額が一時、4兆ドル(約585兆円)を突破しました。
生成AIの需要が拡大する中、同社の時価総額は昨年6月に3兆ドルを超えており、その後1年余りで今度は4兆ドルに達したことになりますね。
エヌビディアの株価は、今年に入って約21%急騰しているそうです。
■編集後記
エヌビディアは2000年代には、ほぼ computer game 愛好者たちの間のみで知られる、どちらかというとマニアックなグラフィックチップメーカーでしたね。それが20年後に時価総額世界一の企業になるとは・・・
ことし1月には中国のスタートアップ企業の Deepseek が低コストとされる生成AIを開発。アメリカのIT企業の優位性が崩れるとの懸念が広がり、エヌビディアの株価も一時急落しました。
しかし、その後は世界規模の生成AI 需要拡大に押されて、上昇を続けていますね。2023年6月に初めて時価総額が1兆ドルに到達した後、1年間で3倍の3兆ドルに達し、そのスピードはマイクロソフトおよびアップルを上回り世界最速だったそうです。エヌビディアの勢い当分止まりそうもありませんね。。。
(裏)昨日のお昼に母といった長岡では有名な蕎麦屋のうな重御膳、他の上位メニューの2倍の値段をとってるのに、そのうなぎのまずさよ・・・