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毎日1分!英字新聞 石田

日本、国内で初のミサイル発射訓練を実施

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Japan Conducts First Missile Test on Its Own Territory
Japan Ground Self-Defense Force said on Tuesday that it conducted its first missile test on home soil as the country looks to accelerate its military buildup to deter China’s increasingly assertive naval activity in the Asia-Pacific region.

■チェック

・conduct 【動詞】~を行う、実施する
・missile test ミサイル(発射)試験、訓練
・on one’s own territory (= on home soil) 自国領土で
・Japan Ground Self-Defense Force 日本陸上自衛隊
・look to ~しようとする
・accelerate military buildup 軍事力の強化を速める
・deter ~を阻止する、抑止する
 increasingly assertive naval activity
ますます強硬な海軍活動
・Asia-Pacific region アジア太平洋地域

■対訳

「日本、国内で初のミサイル発射訓練を実施」
日本の陸上自衛隊は火曜日、国内で初めてのミサイル発射訓練を実施したと発表した。日本は、アジア太平洋地域で海洋進出の動きを強める中国を抑止するため、防衛力の強化を急ごうとしている。
■訳出のポイント
conduct はもともと
「行い」「行為」
を意味する名詞。
ここから、
「~を行う」「~を実施する」
という動詞としても頻出の単語です。
conduct (its) first missile test で
「初めてのミサイル発射訓練を行う」
ということですね。
missile test は
直訳すると
「ミサイル試験」ですが、
技術検証だけでなく、軍用訓練の一環として行なわれることも多く、
文脈によっては、
「ミサイル発射訓練」
とするのが適切となります。
territory は
「領土」「領地」。
on one’s own territory で
「自分(=自国)の領土で」→「国内で」
の意味ですね。
本文では
on home soil
という言い方で言い換えられています。
soil は
「土」→「国土」
という名詞で、
home soil で
「自国の土」→「自国の領土」
の意味になるわけですね。
buildup は
兵力、軍事力などの「増強」「強化」。
military buildup で
「軍備の増強」「軍事力の強化」
ということです。
英語圏メディアでは、日本を含め各国の動きを
「軍備増強」と捉えて報道する傾向があり、
“military”
を使用するのが一般的ですが、”軍事” に関してセンシティブな日本国内の報道では
「防衛力の強化」
という表現を使うことがほとんどですね。
これは、言葉を和らげるためだけではなく、日本の安全保障政策や社会的背景を反映した
いわゆる “適応的な翻訳” と言えるでしょう。
今日の対訳でも
looks to accelerate military buildup を
「軍事力の強化を早めようとしている」→
「防衛力の強化を急いでいる」
としています。
本文末尾、
to deter China’s increasingly assertive naval activity in the Asia-Pacific region
の部分は、直訳すると
「アジア太平洋地域における、中国のますます強硬な海軍活動を抑止するために」。
対訳では、
「アジア太平洋地域で海洋進出の動きを強める中国を抑止するため」
と、やはり “適応的な翻訳” を採用した形です。
陸上自衛隊が、地上から艦艇を攻撃する地対艦ミサイルの発射訓練を国内で初めて行い、その動画を公開しました。
6月24日北海道新ひだか町の「静内対空射撃場」で「88式地対艦ミサイル」の発射訓練を実施したということです。
地対艦ミサイルは射程が百数十キロあり、これまでは国内で安全な海域や空域を確保することが困難ということで、発射訓練は米国内の米軍施設で行ってきました。
今回は関係機関の了承を得て、初めて国内での実施となったそうです。
中国軍がアジア太平洋地域で海洋進出の動きを強める中、国内でも訓練のきかを増やすことで、抑止力の強化をはかる狙いがあると思われます。

■編集後記

日本の「軍事」に関するニュースでは、日本語訳にかなり気を使います。英語圏での報道では、日本に関しても、military とか naval といった軍事用語を平気で使いますが、それらを直訳してしまうと、日本人の感覚ではかなり物騒な物言いになってしまいます。今日の訳出のポイントでは、そのあたりにも少し触れてみました・・・
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(裏)梅雨らしい日が続きますね。昨夜は小中高の同級生と長岡・殿町(とのまち)飲みでした。

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