Trump to Put 25% Tariffs on Japan
The U.S. will impose a 25% tariff on goods imported from Japan, going into effect on August 1, President Donald Trump said Monday.
■チェック
・put A on B A を B に課す
・tariff 関税
・impose tariff on ~に関税を課す
・goods 商品、製品
・import from~から輸入する
・go into effect 実施される、発効される
■対訳
「トランプ氏、日本に25%関税へ」
アメリカは日本からの輸入品に25%の関税を課す方針で、この措置は8月1日に発動するという。月曜日にドナルド・トランプ大統領が発表した。
■訳出のポイント
put は
「~を置く」「~を加える」「~を与える」「~を課す」
といった意味で広く使われる基本動詞ですね。
put A on B で
「A を B に加える」「A を B に課す」
という言い方になります。
今日のタイトルでは
put 25% tariffs on Japan で
「25%の関税を日本に課す」の意。
put はもともと
「あるべき場所に置く」という意味で、
ここから
「制度的な重みを持って置く(与える)」
という意味合いになっているわけです。
本文で使われている
impose tariffs 「関税を課す」
という表現を、口語的かつ、短くインパクトがある短縮表現で言い換えていると捉えてよいでしょう。
goods は一見すると
good の複数形のように見えますが、
実は意味も使い方も異なる別の単語です。
goods は
通例複数扱いの名詞で
「商品」「品物」「製品」「財貨」
などの意。
export goods 「輸出品」
consumer goods 「消費財」
sporting goods 「スポーツ用品」
といった具合に用います。
今日の場合は
goods (which are) imported from Japan で
「日本から輸入される品物」→「日本からの輸入品」
というわけですね。
go into effect は
直訳すると
「効力を持つ状態に入る」。
つまり、
「効力を持つようになる」「発効する」「施行される」
という意味の表現です。
ある法令、政策、制度などが
“実際に機能し始める”
タイミングを示す言い方となっています。
ニュースや法律関係の報道でよく使われるので、しっかり押さえておきましょう。
[,] ではさまれた
going into effect on August 1
の部分は、
直前の
a 25% tariff on goods imported from Japan
「日本からの輸入品に対する25%の関税」
を説明する文節で、
「(日本からの輸入品に対する25%の関税を課すことは)8月1日に発効する」→
「(日本からの輸入品に対する25%の関税を課すという)措置は8月1日に発動する」
ということですね。
トランプ米大統領は7月7日、 SNS で日本の石破総理にあてた手紙を公開。
日本からの輸入品に対して8月1日から25%の関税を課すことを通告するものです。
トランプ政権は現在、日本からの輸入品には10%の関税を課していて、9日まで発動が一時停止されている相互関税の上乗せ分をあわせても24%のはずですが、今回示された25%はそれさえも上回っています。
一方で、日本が関税や非関税障壁を見直し、
“市場を解放” するならば、
米国側が “手紙の内容を見直す可能性もある” とし、
関税が発動となる8月1日までには交渉の余地があることも示唆しています。
■編集後記
しかし今回のように、手紙の内容をSNS上で公開し、世論に訴える形で圧力をかけるやり方は、相手国に恥をかかせるような効果も含んでおり、いわば“公開恫喝”とも受け取られかねません。これはトランプ特有の「ディール型外交」――つまり交渉相手を揺さぶり、譲歩を引き出すためのパフォーマンス的手法であり、伝統的な「外交」から見ると極めて異例といえます・・・
(裏)猛暑ですね・・昼間は外、出歩けません・・・・