Study Shows Coffee May Prevent Depression
A large study involving more than 50,000 US women has shown that the risk of clinical depression is lower among those who drink coffee regularly.
■チェック
!
・prevent 予防する、防止する
・(clinical) depression (臨床的)うつ病
・involve ~を参加させる
■対訳
「研究: コーヒーがうつ病を予防?」
5万人以上の米国女性が参加した大規模研究で、コーヒー常飲者の間では臨床的うつ病のリスクが低いことが示された。
■訳出のポイント
動詞 depress はもともと 「~を押し下げる」 という意。
ここから、人を「(精神的に)落ち込ませる」 「意気消沈(落胆)させる」「元気をなくさせる」 という意味で使われます。
日常的には、この depress の過去分詞から生まれた形容詞 depressed 「精神的に落ち込んだ」 「元気のない」 「うつ状態の」 という形で目にすることが多い語です。
例えば、、、
Don’t be so depressed. 「そんなに落ち込まないで!」
という具合に使います。
depression は depress、depressed の名詞形で 「精神的な落ち込み」「憂うつ」 「うつ病」 という意味になります。
このように、英語の depression は、日常的なちょっとした「落ち込み」から薬などの治療を必要とするような重度の「うつ病」まで、あらゆる程度の「うつ」を含む語です。
そこで、今日の本文の clinical depression 「臨床的うつ病」は、こうした「うつ」の中でも、専門的な治療を必要とする精神疾患としての「うつ病」を意味する医学用語となっています。
involve の語源は「巻く」「含む」というラテン語 involvere 。
ここから 「(人を)巻き込む」 「巻き添えにする」 という動詞で、出来事・活動などに 「(人を)参加させる」 → 「(人が)参加する」というニュアンスでも使われます。
そこで、文頭部分の a large study involving more than 50,000 US women は
「5万人以上の米国女性を参加させた大規模な研究」 →「5万人以上の米国女性が参加した大規模な研究」 ということです。
ハーバード大学医学部の研究チームによるこの研究は、計5万人以上の女性看護師の健康状態を1996年から10年間に渡って追跡調査したもの。
10年の間に2600人強の女性が 「うつ病」 になっていましたが、うつ病リスクとコーヒー消費パターンの関連をみたところ、コーヒー常飲者はうつ病リスクが低いという傾向が見つかりました。
具体的には、1日に2,3杯のコーヒーを飲む人は、1週間に1杯かそれ以下の人たちと比べると、うつ病リスクは15%減、1日に4杯以上飲む人は20%減という結果です。
ただし、その理由については、はっきりとしたことはわからず、さらなる研究が必要ということです。
■編集後記
僕は朝、自宅で2杯、そして会社で2杯の合計4杯ほど毎日コーヒーを飲んでいます。
自宅では豆を挽いて、その粉を密封して冷蔵庫で保存。
それを一杯づつドリッパーでいれています。
別にコーヒー党というわけではないですがこの飲み方が一番美味しく飲めます。
会社では面倒なんで、KEYコーヒーの一杯どりの使い捨てドリップで飲んでます。
(裏)空気に冬の匂いが混じっている!と今朝思ふ。。