Part of Boston’s massive Big Dig opens to airport
Two self-described transportation pioneers became the first motorists to drive from Logan International Airport straight to the Massachusetts Turnpike on a new $6.5 billion tunnel, the latest section of Boston’s massive Big Dig to open to traffic.
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■チェック
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・massive 巨大な 大規模な
・self-described 自称の
・turnpike 有料道路 (記事では大文字→固有名詞として)
■対訳
「ボストンの巨大BIG DIG、一部が空港まで開通」
自称、交通の先駆者ら2人が、ローガン国際空港からマサチューセッツ・ターンパイクへ直通する新しい65億ドルのトンネルの最初の運転者となった。
この区間は、ボストンの大規模BIG DIGで開通した最新のものである。
■ひとこと
BIG DIGとは現在、米国で最大の公共事業です。ボストン市内を走る2本の国道(90号線と93号線)の高架部分を地下化しようとするものです。
トンネルが大部分を占めるのでBIG DIG(あえて訳せば「大きな穴掘り」)と呼ばれています。
2004年に全線完成する予定ですが、開通すれば、1日あたり24万台が利用、ボストン市内の交通渋滞は大きく緩和され、さらに一酸化炭素排出量が12%削減になるといいます。
また高架部分であったところは、公園など緑地化される予定とのことです。
■編集後記
ボストンは日本で言えば、京都といったところでしょうか。
米国最古の都市であり、名門ハーバード大学、最先端のMIT(マサチューセッツ工科大学)を擁し学問の町でもあります。
ただ、交通事情は最悪です。
ドライバーのマナーも悪い。
市内を通る高速道路はいつも渋滞で、車間が狭いというか「ない」。
交通事故率が他の年の2倍とも言われています。
私が車で全米を旅して回ったとき、運転していて「これは怖い!」と思ったのがボストンです。
そのボストンの交通事情を一発で解消させる壮大な試みがこのBIG DIG。
東京でも首都高速の一部を地下化しようという話が以前出た記憶がありますがあれはどうなったのでしょう。。。
ビルの群れの間を高速道路が伸び、車が走り抜けるというイメージは、今から30年前は未来都市のイメージでした。旧ソ連の映画監督故アンドレイタルコフスキーの「惑星ソラリス」では未来都市のイメージとして、東京の首都高が撮影されていました。
しかし今では環境を汚す元凶、さらには震災時への耐久性などさまざまな問題を抱えています。