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毎日1分!英字新聞 石田

米特殊部隊、ビンラディン容疑者を殺害

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U.S. Special Forces Kill Bin Laden

U.S. President Barack Obama announced on Sunday that Osama Bin Laden, the al-Qaeda leader and the mastermind behind the 9/11 attack in 2001, was killed in a raid by U.S. Navy SEALs on a compound in the Pakistani city of Abbottabad, saying “the world is now a safer and a better place.”

■チェック


・special force 特殊部隊
・mastermind  首謀者、黒幕
・raid  襲撃、急襲
・Navy SEALs 〈米〉海軍特殊部隊
・compound  屋敷

■対訳

「米特殊部隊、ビンラディン容疑者を殺害」

バラク・オバマ米大統領は日曜日、米海軍特殊部隊がパキスタンのアボダバード市にある屋敷を急襲し、アルカイダの指導者で2001年の9・11テロ事件の首謀者ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害したと発表。
「世界はより安全でよりよい場所となった」と述べた。

■訳出のポイント

mastermind は 「立案者」 「指導者」 という名詞。

ここから、計画 (とくに犯罪などの) 「首謀者」 「黒幕」 という意味でも使われます。

この場合、mastermind behind ~ 「~の(陰の)首謀者」「~の(後ろの)黒幕」という形が一般的です。

したがって、 the mastermind behind the 9/11 attack in 2001 で「2001年の9・11攻撃 (=テロ事件) の首謀者」 ということです。

U.S. Navy SEALs の正式名称は The United States Navy Sea, Air and Land Teams。

Sea, Air and Land Teams を略して、通称 SEALs と呼ばれる「海軍特殊部隊」 です。

この名称は、SE が sea(海)、 A が air (空)、 L が land(陸) と、陸海空のアルファベットの頭文字から取られたもの。

その名の通り、陸海空問わずに偵察、監視、あるいは不正規戦まで含む特殊作戦に対応出来る能力を持つことで知られます。

また、もともとは水中破壊工作部隊に起源を持つ海軍特殊部隊ということで、、「アザラシ」 を意味する語 seal にも掛けた部隊名となっています。

compound は 「合成物」 「複合物」 という意味の名詞として知られていますが、ここで登場しているのは、スペル・発音は同じでも、全く異なる別の名詞。

こちらの compound は壁や垣などで囲まれた 「住宅地」 「住宅街」 「屋敷」あるいは 「刑務所」 「工場」 なども表します。

そして、今日の場合はパキスタンのイスラマバードの北郊にある高級住宅地の compound ですから、 「屋敷」 ということになります。

raid は 「襲撃する」 「急襲する」 という動詞でもありますが、ここでは名詞で 「襲撃」 「急襲」。

そこで、was killed in a raid by U.S. Navy SEALs の部分は直訳だと「米特殊部隊による急襲の中で殺害された」 となります。

対訳では、”ビンラディンが殺害された” と受動態のまま訳さず、より自然な日本語になるよう 「米特殊部隊が急襲し、(ビンラディンを)殺害した」 としています。

また、英語では単に Osama Bin Laden と表されますが、日本語の報道では「ウサマ・ビンラディン容疑者」とするのが一般的なので、対訳でもあえて “容疑者” をつけています。

アルカイダによる、ニューヨークの世界貿易センタービル (WTC) とワシントンのペンタゴンに対する同時テロ攻撃で3000人余りの命が奪われてから、10年を迎える今年。

その首謀者で国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディン容疑者が射殺されたニュースです。

米軍主導で10年にわたって進めてられてきたビンラディン容疑者の捜索がここに幕を下ろし、テロとの戦いも新たな転機を迎えることになるかもしれません。

その一方で、アルカイダの対(欧)米攻撃がこれで終わるわけではありません。

実際、ビンラディン容疑者の死亡を受けて、米国務省は、全世界の米国公館が反米テロ勢力の攻撃を受ける恐れがあるとし、早速警戒令を発動しています。

■編集後記

光陰矢のごとしといいますが、もうあれから十年経つのか、と。
弟から、とんでもないことになってるからすぐテレビをつけてと電話がかかってきたのが夜の10時頃でした。
一瞬この映像~WTCが炎上している~はなんなのだろうと、そして次の瞬間、旅客機がビルに突っ込む映像。
この日を境にいろいろなものが変わったような気がします。
安全という名の幻想。
それから10年目の2011年3月11日、今度は太平洋の反対側、つまり日本で僕らがかつて経験したことのない大惨事を体験します。
さらに原発の被害と恐怖はなおも継続中でありそれは911同様、僕らの生き方、考え方になんらかの大きな影響を与えるものになると思います。
(裏)今日、帰国します。

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