At Least 100 Dead in Ebola Outbreak in Congo
At least 100 deaths and more than 390 cases, including suspected infections, have been reported, after the World Health Organization declared the Ebola outbreak in the Democratic Republic of Congo and Uganda a “public health emergency of international concern.”
■チェック
・Ebolaエボラ熱、エボラ出血熱
・outbreak 流行
・case 症例
・suspected infection 感染が疑われる患者、症例
・World Health Organization 世界保健機関
・declare 宣言する
・Democratic Republic of Congoコンゴ民主共和国
・Uganda ウガンダ
・public health emergency of international concern
『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』
■対訳
「コンゴでエボラ熱感染拡大、死者少なくとも100人」
コンゴ民主共和国とウガンダで感染が広がっているエボラ出血熱について、世界保健機関が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言する中、疑い例を含む感染者数は390人を超え、少なくとも100人の死亡が報告されている。
■訳出のポイント
outbreak については
先日(5月11日配信)のハンタウイルス関連記事でも説明しています。
英字新聞では、
感染症などの「発生」「感染拡大」「流行」
という意味で頻出ですが、
日本語で完全対応する訳語がありません。
Ebola outbreak
という場合も、
「エボラ出血熱の発生」
「エボラ熱の流行」
「エボラ感染拡大」
など、状況によって訳し分けることになります。
今回のように、死者数や感染者数が増加しており、複数国に広がっていることを伝える文脈では、
「エボラ熱の感染拡大」
とするのが適切でしょう。
suspected は
「疑う」という動詞 suspect の過去分詞形。
suspected infections で
「疑われる感染(症例)」→「感染が疑われる症例」
となります。
そこで、
[,] にはさまれた
including suspected infections
の部分は
「感染が疑われる症例を含めて」
ということですね。
“public health emergency of international concern”
という言い方は、
WHO(世界保健機関)の正式用語で、
PHEIC(ピーク)
とも略されます。
新型コロナや mpox 「エムポックス」でも使われましたが、
単なる outbreak 「感染の発生」ではなく、
“国際社会としての対応が必要”
という強い意味合いを持つ表現となっています。
日本語では
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」
と訳されます。
declar の原意は、
「はっきり示す」「公に明らかにする」。
ここから、
「宣言する」「布告する」「言い渡す」
といった意味の動詞となっています。
英字新聞では、
災害・感染症関連で
declare a state of emergency
「緊急事態を宣言する」、
戦争がらみでは、
declare war
「宣戦布告する」
のように登場することが多い単語ですね。
今回は
declare A B で
「A を B と宣言する」
という形になっています。
すなわち、
A :
the Ebola outbreak in the Democratic Republic of Congo and Uganda
「コンゴ民主共和国とウガンダでのエボラ出血熱感染拡大」→
「コンゴ民主共和国とウガンダで感染が広がっているエボラ出血熱」
B :
a “public health emergency of international concern.”
「『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』」
というわけです。
WHO が5月17日、アフリカのコンゴ民主共和国とウガンダで感染拡大しているエボラ出血熱について、『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』を宣言。
今のところ
pandemic 「大流行」
の水準には達していないものの、症例数は増加しており、死者は少なくとも100人に上っているということです。
WHO によると、今回の流行は、エボラ出血熱を引き起こすオルソエボラウイルスの一種、ブンディブギョ株が原因。
この株に対しては、承認された治療薬もワクチンも存在しないため、感染拡大防止対策も限定的になることも懸念されます。
■編集後記
エボラ出血熱は発症はまれですが、症状は深刻で致死率も高い感染症ですね。これまで17回にわたってアフリカで感染拡大が報告されていますが、その他の地域への拡大には至っていません。ただ、今後もアフリカに封じ込め続けることができるのでしょうか。。。米国人1人が感染確認、6人が可能性ありという報道も出てきました。感染したのはコンゴ国内の病院で治療にあたっていた医師だそうです。米疾病対策センター(CDC)によると、感染者らはドイツの米軍関連施設に移送されるということです。
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