Bank of America Picks Dublin as Post-Brexit EU Hub
Bank of America has chosen Dublin, the capital of Ireland, as its new European hub after Britain’s departure from the European Union.
■チェック
・pick(=choose) A as B A を B として選ぶ
・post-Brexit 英 EU 離脱後の
・hub 拠点
・departure 離脱
・EU (=European Union) 欧州連合
■対訳
「バンク・オブ・アメリカ、英 EU 離脱後の拠点にダブリン」
バンク・オブ・アメリカが、英国の欧州連合離脱後の新たな欧州拠点として、アイルランドの首都ダブリンを選択した。
■訳出のポイント
タイトルで登場している 動詞 pick は 「選ぶ」 の意。
本文で使われている、おなじみの choose とほぼ同意義ですが、choose が単に 「選ぶ」 という意味なのに対して、pick には「入念に選定する」 「精選する」 というニュアンスが伴います。
pick A as B および
choose A as B は、
どちらも
「A を B として選ぶ」
ということです。
Brexit は、
【Britain 「英国」 + exit 「退場」 「離脱」】
という成り立ちの造語で
「英国の EU 離脱」
ですね。
post- は 「後の」 「次の」 という意味の接頭辞なので、
post-Brexit は 「英国のEU 離脱後の」
ということです。
hub は、もともとは、車輪・プロペラ・扇風機の羽根などの中心部で放射状の回転部分を支える
「ハブ」 「こしき」
を指します。
ここから、
活動などの 「中心(地)」 「拠点」 「中枢」
という意味でよく使われる単語となっています。
departure は 「出発」 という名詞。
空港では arrival 「到着」 「到着便」 に対する、「出発」 「出発便」 の意味でよくお目にかかる語ですね。
原意は
「現在いる場所から立ち去ること」
なので、文脈によっては
「辞職」 「辞任」
に当たる語としても用いられます。
今日の場合は
Britain’s departure from the European Union で
「英国が欧州連合から立ち去ること」 → 「英国の欧州連合からの離脱」
というわけです。
B of A と記されることも多い Bank of America。
米国の大手銀行のひとつですね。
この B of A が、2019年に予定される英国の欧州連合離脱に備え、EU主要拠点としてアイルランドの首都ダブリンを選んだというニュースです。
大部分の世界の銀行や金融会社は、欧州拠点をロンドンに置いてきました。
しかし、英国の EU 離脱決定を受けて、ロンドンに集中していた機能を別の都市に移す動きが活発です。
シティ・グループは、すでに新たな EU 事業拠点にフランクフルトを選定していますし、モルガン・スタンレーも同様だと報道されています。
EU 離脱は、英国経済にとって想像以上の打撃になりそうです…
■編集後記
全米オープンゴルフ、3打差スタートのジョーダン・スピースが一時はマット・クーチャーに並ばれたものの後半、怒涛のバーディラッシュ+イーグルで勝ちました!
これで全米プロ以外の3つのメジャーで勝ったことになります。
13番でティーショットをブッシュに打ち込み、アンプレアブルを宣言した後、隣接する練習場からのリカバリーショットは世界中のゴルフファンの度肝を抜きました。
優勝争いの渦中、誰もが熱くなるであろう、その時、あの場所にドロップエリアを選んだ、そのくらい彼は冷静だったのです。
松山は1番のOBトリプルでちょっとスイッチが入らなかったですね。
青木プロも「あー、松山くん、気持ちが途切れちゃったかなー」とつぶやいていたのが印象的でした。
(裏)週末は久しぶりの伊豆でしたー