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毎日1分!英字新聞 石田

フィリピンのマヨン山噴火続く、5万6000人が避難

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Philippines’ Mount Mayon Eruptions Continue, 56,000 People Flee

More than 56,000 people were forced to evacuate as eruptions of Mount Mayon, the Philippines’ most active volcano, continued.

■チェック

・flee (=evacuate)   避難する
・be forced to   ~をせざるを得ない
・violent eruptions   激しい噴火(活動)
・most active volcano   最も(活動が)活発な(活)火山

■対訳

「フィリピンのマヨン山噴火続く、5万6000人が避難」

フィリピンで最も活発な火山のマヨン山で激しい噴火活動が続き、5万6000人以上が避難を余儀なくされた。

■訳出のポイント

flee の語源は

「飛ぶ」 「飛ぶように去る」 という古英語 fleon 。

「飛ぶ」 という動詞 fly とは語源をともにする親戚単語です。

意味的には、

危険などから急いで(=飛ぶように) 「逃げる」 → 「避難する」

となっています。

一方、本文で登場している evacuate の方は、

「空にした」 という意味のラテン語 evacutus が語源。

つまり、もともとの意味は

「外に取り出しからにする」 で、

ここから

(人を危険な場所から取り出し、安全な場所へ) 「避難させる」
(安全な場所に) 「避難する」

という動詞になっています。

force は 「力」 「強さ」 「パワー」 という名詞であり、

(人に) 「~することを(力づくで)強制する」

「押しつける」 「無理強いする」 「強要する」

といった意味の動詞としても頻出です。

今日の場合は、

be forced to V で

「V することを強要される」 →

「Vせざるを得ない」

という表現となっています。

つまり、

were forced to evacuate で

「避難することを強要された」 →

「避難させられた」 → 「避難を余儀なくされた」

ということです。

violent は 「暴力的な」 という意味で知られていますが、

自然現象などが

「激しい」 「猛烈な」 「すざましい」

という場合にもよく使われる形容詞です。

例えば・・・

We had a violent rainstorm last night.

「昨夜はものすごい(=激しい)暴風雨だった」

という具合ですね。

今日の場合も、

violent eruptions なので

「激しい(複数の)噴火」 → 「激しい噴火活動」

というわけです。

昨日に続き、

volcano eruption 「火山噴火」

の話題になりました。

フィリピンのルソン島にあるマヨン山は、世界でも特に活動が活発な火山だそうです。

1616年以来47回の噴火を繰り返し、2013年には登山家5人が噴火に伴う岩石の落下で命を落としています。

最も被害が大きかった1814年の噴火で、少なくとも1200人が死亡しました。

今回は、2週間ほど前から火山活動が活発化し、22日には専門家らが、数日以内に危険な噴火が起きる可能性があると警告。

現在、住民5万6000人以上が学校などの建物に避難しているということです。

■編集後記

地震、津波、火山噴火。どれも本当に怖いですが、ここ日本では住んでいる限りどの被害も現実に、実際に体験する可能性があるというのはかなり怖いです。確かに生活をするのにこれほど便利な国もあまりないと思いますが、逆にこれほど自然災害による命の危険リスクを常にはらむ国というのも意外と少ないのではないだろうか?という気がします。。

(裏)この2日間、1歩も外に出てません・・・・

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