Japanese Anime Film Director Hayao Miyazaki Wins Magsaysay Award
Japanese anime filmmaker and director Hayao Miyazaki won the 2024 Ramon Magsaysay Award, also known as “Asia’s Nobel Prize.”
■チェック
・anime film director アニメ映画監督
・(Ramon) Magsaysay Award (ラモン・)マグサイサイ賞
・filmmaker 映画制作者
・(be) also known as ~としても知られている
・Nobel Prize ノーベル賞
■対訳
「日本のアニメ映画監督 宮崎駿氏がマグサイサイ賞を受賞」
日本のアニメ映画製作者で監督の宮崎駿氏が2024年のラモン・マグサイサイ賞を受賞した。同賞は『アジアのノーベル賞』としても知られる。
■訳出のポイント
anime は
animation
「アニメーション」「動画」
から派生した単語とも考えられますが、
この animation から生まれた
日本語である
「アニメーション」→「アニメ」
を語源とした
「日本のアニメ」「日本製アニメ」
あるいは
「日本のアニメに影響を受けたスタイル(作品)」
を意味する名詞です。
今日タイトルでは
Japanese anime filmdirector で
「日本(人)アニメ映画監督」
ということですね。
また、本文では
Japanese anime filmmaker and director なので
「日本のアニメ映画製作者および監督」
となっています。
本文末尾の [,] 以下は
(which is) also known as “Asia’s Nobel Prize.”
と
( ) 内を補って考えましょう。
すると、
which は直前の
Ramon Magsaysay Award を受ける
関係代名詞なので、
「『アジアのノーベル賞』としても知られる
(ラモン・マグサイサイ賞)」
ということですね。
対訳では、わかりやすいようにこの部分を独立させて
「同賞(=ラモン・マグサイサイ賞)は『アジアのノーベル賞』としても知られる」
としています。
マグサイサイ賞は、第7代フィリピン大統領のラモン・マグサイサイを記念して創設された賞。
マニラ市を拠点とするラモン・マグサイサイ賞財団により、アジア地域における平和や発展に貢献した個人や団体に対して毎年授与されます。
Asia’s Nobel Prize
「アジアのノーベル賞」とも呼ばれています。
過去にはマザー・テレサやダライ・ラマ14世などが受賞しているこの権威ある賞の受賞者の1人に、今年は宮崎駿監督が選ばれたというニュースでした。
同財団は
宮崎監督について、
“tackles complicated issues, using art to make them comprehensible to children”
「子どもたちが理解できるよう、芸術を駆使して複雑な問題に取り組み」
“educates by entertaining”
「楽しませることで(子どもたちを)啓蒙する」
と称えています。
■編集後記
宮崎駿監督は今年、83歳にして2度目のアカデミー賞、そして今回のマグサイサイ賞も受賞・・・その年齢までお元気で好きなことに取り組めるだけで稀有なのに、それを世界的に評価・賞賛されるというのは素晴らしいですね。
(裏)結局台風10号、都内では時折ゲリラ豪雨をもたらしましたがほとんど影響なかったですね。。