World’s Steepest Funicular Railway Opens in Switzerland
The world’s steepest funicular railway has opened in central Switzerland, climbing 743 meters in just 4 minutes.
■チェック
・steep 急勾配の
・funicular railway ケーブル鉄道
・Switzerland スイス
・climb 登る
■対訳
「スイス: 世界一急勾配のケーブル鉄道がオープン」
スイス中部で、世界一急勾配のケーブル鉄道が運行を開始した。標高差743メートルをわずか4分で登るという。
■訳出のポイント
steep は
「険しい」、坂などが 「急な」 「急勾配の」
という形容詞です。
funicular は
「ロープ(ケーブル)緊張力によって動く」 という形容詞で
funicular railway で 「ケーブル鉄道」
の意味になっています。
そこで、
(the) world’s steepest funicular railway は
「世界で最も急勾配のケーブル鉄道」 →
「世界一急勾配のケーブル鉄道」
ということです。
Switzerland は 「スイス」。
英語の Swiss は 「スイスの」 「スイス人の」
という形容詞になるので注意しましょう。
open はもともと 「開く」 という動詞ですね。
日本語でも 「オープンする」 と言うように、
店などが 「開店する」 「開業する」
などの意でも頻出です。
今日の場合は、主語がケーブル鉄道なので
「開業する」 → 「運行を開始する」
としているわけです。
climb は 「登る」 という動詞なので、
本文後半の
climbing 743 meters in just 4 minutes は
「わずか4分で743メートルを登る」。
対訳では、わかりやすいように
「標高差743メートルをわずか4分で登る」
と訳しています。
オープンしたのは、スイス中部のアルプス山脈にある谷間の町Schwyz と Stoos を結ぶケーブル鉄道。
傾斜は最大110%(100m の距離を進む間に110m 上昇・下降)で、世界一。
標高差743m を4分で登ります。
車体は、勾配が変わっても乗客の位置を安定させるために、回転するドラム(あるいは樽)のような形状になっているということです。
■編集後記
その動画がこちらです。
ドラム式というのは面白いですね。すごく雄大な景色が眺められのでしょう!
これまでは、こちらの最大傾斜 106%のドイツにあるfunicular が世界最大傾斜だったそうですけど、目がまわりそうです。
(裏)さて2017年ももうすぐ終わります。やや慌ただしいです。