Justin Bieber Sells Rights to Songs for $200M
Canadian singer Justin Bieber has sold the rights to his 291 songs, including global hits such as “Baby” and “Sorry”, to Hipgnosis Songs Capital for a reported $200 million.
■チェック
・sell ~ (to … ) for $_ $_ドルで~を(…へ)売却する
・rights to songs 楽曲の権利
・including ~を含む
・global hit(s) 世界的なヒット(曲)
・A such as B (例えば)B のような A
■対訳
「ジャスティン・ビーバー、2億ドルで楽曲売却」
カナダ出身の歌手ジャスティン・ビーバーが、『ベイビー』や『ソーリー』などの世界的ヒット曲を含む楽曲291曲の権利を、ヒプノシス・ソングス・キャピタルに売却した。売却額は2億ドル(約260億円)だという。
■訳出のポイント
sell は
「売る」 「売却する」
という動詞。
sell ~ to … for $_ で
「_ドルで~を…へ売る」
という言い方になっています。
今日のタイトルでは
~ の部分は rights to songs 「楽曲に対する権利」 → 「楽曲の権利」、
to … は省略されています。
したがって
「ジャスティン・ビーバーが、楽曲の権利を2億ドルで売却する」
ということですね。
一方、本文では
~ の部分 = the rights to his 291 songs, including global hits such as “Baby” and “Sorry”
… の部分 = Hipgnosis Songs Capital
なので、
「『ベイビー』 や 『ソーリー』 などの世界的ヒット曲を含む楽曲291曲の権利を、ヒプノシス・ソングス・キャピタルに売却した」
となっています。
A such as B は
「(例えば)B のような A」
という言い方。
ここでは、
global hits such as “Baby” and “Sorry” で
「例えば『ベイビー』や『ソーリー』のような世界的ヒット曲」
ということですね。
売却価格を示す文末部分
for a reported $200 million については、
直訳すると
「報道された2億ドル(という価格)で(売却した)」。
つまり、
「(価格については)2億ドルと報道された(伝えられた)」→
「(報道によると)2億ドルで売却したという」
という意味合いにるわけです。
対訳では、わかりやすいように、この部分を第2文として独立させています。
カナダ出身の人気歌手ジャスティン・ビーバーが、2021年末までに発表した自身の楽曲291曲の権利を、英ヒプノシス・ソングス・キャピタル社に売却したというニュース。
音楽業界ではストリーミング配信の利用拡大で、楽曲をめぐる権利の価値が上昇しているとされ、米歌手ボブ・ディラン、ブルース・スプリングティーン、英歌手スティングなど、大物ミュージシャンによる売却が相次いでいます。
今回のジャスティン・ビーバーの楽曲売却は、若い世代のアーティストとしては、過去最大の売却契約ということです。
■編集後記
現米税制ではシンガーソングライターが楽曲著作権を売った場合、資産売却益として20%の税率が適応される、という租税優遇措置が取られています。一方、売り払わないで毎年著作権料を受け取る場合は、(最高で)37%の個人所得税を支払わなければならないそうです。しかし、バイデン政権が、このシンガーソングライターへの優遇措置を廃止するのではという観測、さらに個人所得税の最高税率を39.6%まで引き上げる動きがあるということで、大物シンガーソングライターの楽曲売却が相次いでいるようです。著作権を保持していれば、生涯にわたって収入は得られるがその分割高の税金も取られる。。。一般人にとっては何とも羨ましいジレンマのような。
(裏)7月のあの暑さが懐かしい今日この頃・・・不忍池も今朝、氷が張ってました・・