Hong Kong Vows to Go ahead with Extradition Bill
Hong Kong’s Chief Executive Carrie Lam said she will press ahead with a bill to allow extradition to mainland China, despite Sunday’s mass protests of an estimated 1 million people.
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■チェック
・vow 明言する、断言する
・go ahead with (=press ahead with) ~を敢行する、強行する
・extradition bill (犯罪)容疑者引渡し条例案
・Hong Kong’s Chief Executive 香港行政長官
・controversial 論議を呼ぶ、物議を醸(かも)す
・allow ~を許す、認める
・extradition to mainland China 中国本土への(犯罪)容疑者引渡し
・mass protests 大規模抗議デモ
・estimated 推定~
■ 対訳
「香港、容疑者引渡し条例案の敢行を明言」
推定100万人が参加した日曜日の大規模抗議デモにもかからわず、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、中国本土への容疑者引渡しを可能にする条例案を敢行する意向を示した。
■ 訳出のポイント
extradition は
“刑事裁判権の及ばない領域に逃亡した者の身柄を管轄国へ引き渡すこと”
を意味する名詞で、
「逃亡犯罪人引渡し」 「犯罪(容疑者)引渡し」
と訳されます。
bill が
「法案」 「議案」 「条例案」
なので、
今日の場合は
extradition bill で
「容疑者引渡し条例案」
となっています。
go ahead はもともと
「前に進む」 「前進する」
という句動詞。
go ahead with ~ だと
仕事、計画などについて
「~を進んで行う」 「思い切って~を行う」 →
「~を推進する」 「~を敢行(強行)する」
という言い方になります。
press ahead with ~ も類似の表現で
困難を排しながら 「~を推し進める」 「~を敢行する」
というニュアンスです。
despite は
「~にもかかわらず」 「~をよそに」
という前置詞。
日常的には、同義の
in spite of
という言い方がよく使われるのですが、
より短く、堅い語の despite は、新聞などで好まれる傾向があり、英字新聞でも頻出重要単語となっていますね。
そこで、文末の
despite Sunday’s mass protests of an estimated 1 million people
の部分は
「日曜日の推定100万人の大規模抗議デモにもかかわらず」 →
「推定100万人が参加した日曜日の大規模抗議デモにもかかわらず」
ということです。
9日、刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡すことを可能にする香港政府の「容疑者引渡し条例」 改正案に反対し、大規模な抗議デモが行われました。
デモ参加者は100万人を超えたと推定され、1997年の香港の中国返還後で最大級のデモだったようです。
しかし、翌10日には、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が、この条例改正案を推し進める意向を明言。
今回の改正案には欧米諸国からも懸念の声があがっています。
長らく英国統治下にあった香港は、中国返還後も高度な自治を保障される
「一国二制度」
が保障されていますが、中国政府が近年
「香港の中国化」
に向けて圧力を強めていることは明らかと言えるでしょう。
■編集後記
香港の人口は730万人。実に7人に1人がデモに参加しています・・すごいです・・
先日、実家の納屋にある10年くらい前のママチャリが7千円で売れたそうです。実家で暮らす妹がメルカリで売りました。正直、お金を払って処分してもらうようなものが売れて(しかも2日で)びっくりしたとのこと。こちらの高橋さんから見せ方を教えてもらったそうです。
http://www.namni.net/t/frm3e.html
(裏)先日の猛暑日が嘘のようですね・・まああの5月の猛暑が異常すぎたのかな・・