German Engineer Becomes First Wheelchair User to Travel to Space
A German engineer with the European Space Agency has traveled to space on a flight operated by Jeff Bezos’ Blue Origin, becoming the world’s first wheelchair user to do so.
■チェック
・German ドイツの、ドイツ人の
・engineer エンジニア、技術者
・wheelchair user 車いす利用者
・travel to space 宇宙を訪れる → 宇宙飛行する
・European Space Agency 欧州宇宙機関
・operated by ~が運航する
■対訳
「ドイツ人技術者、車いす利用者として初の宇宙飛行」
欧州宇宙機関のドイツ人技術者が、ジェフ・ベゾス氏率いるブルーオリジンが運航する飛行で宇宙を訪れた。車いす利用者の宇宙飛行は世界初である。
■訳出のポイント
wheelchair は
「車いす」。
wheelchair user で
「車いすユーザー」「車いす利用者」
ということですね。
travel to ~ は
「~へ行く」「~を訪れる」。
今日の場合は、
travel to space で
「宇宙へ行く」「宇宙を訪れる」→「宇宙飛行を行う」
という意味合いになっています。
operate は
機械などを「操作する」「運転する」
会社や組織などを「経営する」「運営する」
といった意味で頻出の動詞ですね。
ここでは
「運航(運行)する」「運用する」
という意味合いになっています。
すなわち、
a flight operated by Jeff Bezos’ Blue Origin で
「ジェフ・ベゾス氏のブルーオリジンによって運航された飛行」→
「ジェフ・ベゾス氏率いるブルーオリジンが運航する飛行で」
ということですね。
本文末尾
becoming the world’s first wheelchair user to do so
の部分は、直訳すると
「それをする世界初の車いす利用者となって」。
to do so = travel to space
なので、
「宇宙飛行を行う世界初の車いす利用者となって」
という意味になります。
対訳では、この部分を独立させて、簡潔に
「車いす利用者の宇宙飛行は世界初である」
としています。
欧州宇宙機関(ESA)に所属するドイツ人の技術者
Michaela Benthaus 「ミカエラ・ベントハウスさん」が、
米宇宙関連企業ブルーオリジンによる16回目の宇宙観光型ミッションに参加し、車いす利用者としては世界初の宇宙飛行を経験しました。
ベントハウスさんは2018年にマウンテンバイク事故で脊髄損傷を負い、その後車いす生活を送りながら宇宙探査研究に情熱を注いできたそうです。
■編集後記
ジェフ・ベゾス氏率いるブルーオリジンが運航する宇宙観光型のミッションは、一般的な宇宙飛行士のイメージとは異なる人たちにも宇宙への扉を広げることを目的としているそうで、今回の「車いす利用者としては世界初の宇宙飛行」も、その一環ということ。今年4月には米歌手ケイティ・ペリーを含む女性のみ6人での宇宙飛行も話題になりました。(その中にはその2ヶ月後にベゾス氏と結婚したローレン・サンチェス氏も含まれていましたね)。どこまでも話題作りに余念がないなと感心します。
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