M 8.7 Quake Hits Near Russia’s Kamchatka Peninsula, Tsunami Watch Issued for Pacific Region
A powerful magnitude 8.7 earthquake hit off the eastern coast of Russia near the Kamchatka Peninsula on Wednesday morning, prompting tsunami alerts across the Pacific region, including Hawaii, Alaska, Japan, and Russia’s Far East.
■チェック
・M (=magnitude) _ quake (=earthquake) マグニチュード_の地震
・hit (地震が)~を襲う
・Kamchatka Peninsula 【露】カムチャツカ半島
・issue Tsunami watch 津波警戒(情報)を発表する
・Pacific region 太平洋地域
・off the coast of ~沿岸沖で
・prompt ~を引き起こす
・tsunami alart津波注意報
・Far East 極東
■対訳
「ロシア・カムチャツカ沖でM8.7の地震 太平洋沿岸で津波警戒」
水曜日の朝、ロシア東方のカムチャツカ半島沖でマグニチュード8.7の強い地震が発生し、ハワイ、アラスカ、日本、ロシア極東を含む太平洋地域に津波注意報が発表された。
■訳出のポイント
tsunami は
日本語の「津波」が語源で
一般的に使われるようになった英単語。
watch はもともと
「見る」「見張る」「見守る」
という動詞ですね。
ここから、
「見張り」→「警戒」「監視」「注視」
という名詞にもなっています。
そこで、
tsunami watch
というと
「津波への警戒」→「津波警戒」「津波情報」
といった意味合いになるわけです。
“津波が発生する可能性あり。まだ確定していないが要警戒”
というようなニュアンスです。
対して、
tsunami alert
というと
“小規模な津波が沿岸に達する見込み。人的被害の恐れは小さいが注意が必要”
という
「津波注意報」
になります。
これらは、海外報道でよく使われる表現なので、ニュアンスとともに押さえておきましょう。
また、参考になりますが、
日本の気象庁では
「津波予報」 Tsunami Forecast,
「津波注意報」 Tsunami Advisory,
「津波警報」 Tsunami Warning,
「大津波警報」 Major Tsunami Warning
という区分をしています。
動詞 prompt は
「~を引き起こす」「~を促す」「~を誘発する」の意。
今日の場合は、
(A powerful magnitude 8.7 earthquake) prompt tsunami alerts
「マグニチュード8.7の強い地震が津波注意報を促す」→
「マグニチュード8.7の強い地震で津波注意報が出される」
となっています。
■編集後記
北海道の一部に津波が到達してきました。今のところ大きな被害は出ていないようですが、たくさんの人が避難されています。この暑い天候の中、自宅から避難するだけでも大きな負担になる方いるかと思います。自然災害に対しては、人間はどうしても受け身にならずを得ず、ほぼ無力なことを実感させられますね。遠く離れたロシア沖で起きた地震が、日本やハワイなどで津波を引き起こす・・・その”カラクリ”がわかっている現代でもこうして大騒ぎになりますが、昔の人たちはただ突然やってくる津波に恐怖しかなかっただろうと想像します。
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(裏)週末の天気が台風の影響で傘マークがついてきています。長岡花火も3日に影響が出るか・・